老舗和菓子屋「売茶翁」訪問記:みちのくせんべいと出会う午後

みちのくせんべいで有名な仙台の老舗和菓子屋「売茶翁」に訪問した際の食レポ記事を作成しました。

仙台の老舗和菓子屋「売茶翁」について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

老舗和菓子屋「売茶翁」体験記:みちのくせんべいと出会う午後

仙台の賑わいを少し離れた場所に佇む、老舗和菓子屋「売茶翁」。 古民家風の店構えは、時が止まったような不思議な雰囲気を漂わせています。 暖簾をくぐり、引き戸を開けると、そこは香ばしい香りに包まれた、和菓子の楽園でした。

ショーケースには、宝石のように美しい上生菓子がずらり。 どれも繊細な細工が施され、職人さんの技術の高さが伺えます。 季節の移ろいを感じさせる、目にも楽しい和菓子たち。 しばらく見惚れてしまいましたが、今日の目的は「みちのくせんべい」。 仙台市民の友人に「お土産は絶対に売茶翁のみちのくせんべい!」と熱弁されたのです。

「みちのくせんべい」は、薄い麩焼きせんべい。 一見シンプルですが、沖縄県波照間島の黒糖と徳島県の和三盆糖が絶妙なバランスでコーティングされており、奥深い甘みが特徴です。 「せんべい」というと塩辛いイメージですが、これは全くの別物。 パリッとした歯触りの後、口の中でふわっと溶けていく儚さも魅力です。

早速、自宅用と友人へのお土産に購入することに。 包装には仙台の手漉き和紙「柳生和紙」が使われており、 ここにも仙台らしさが光ります。

家に帰り、早速日本茶と一緒に「みちのくせんべい」をいただきます。 お茶の香ばしさと、せんべいの優しい甘さが口の中に広がり、至福のひととき。 「これは美味しい! 並んで買うのも納得だ」と感動しました。

「売茶翁」は、ただ美味しい和菓子を提供するだけでなく、日本の伝統や文化、そして四季の移ろいを感じさせてくれる、そんな温かいお店でした。 次回は、どら焼きや季節の上生菓子も試してみたいと思います。

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