福島県の焼き物・陶磁器が買えるおすすめショップ3選!

福島県でお気に入りの焼き物・陶磁器ショップをまとめました。

福島県でおすすめの焼き物・陶磁器ショップをご紹介いたします。

私は宮城県の出身で、幼いころから、隣県である福島県の相馬焼(そうまやき)が家にあるのが普通で、あの可愛らしい淡い緑色の焼き物が大好きです。

ぜひ皆さんも、福島県の焼き物の良さについて知って頂ければと思います。

相馬焼についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

大堀相馬焼 松永窯

大堀相馬焼 松永窯 二重湯呑み

大堀相馬焼は、300年以上の伝統を誇る陶器で、現在では26の窯元があり、 国の伝統的工芸品にも指定された焼き物です。江戸時代初期(1690年)に、福島県相馬市エリアで作り始められたと言われています。当時その地方を治めていた相馬藩が、焼き物作りを保護、育成したため、江戸時代末期には100以上の窯元が集まる、大生産地になっていたそうです。

松永窯は、大堀相馬焼の流れを汲んだ窯元で、青磁釉による青ひびといわれひび割が器全体に広がった地模様となり素朴な味わいのある作品が特徴の窯元です。青磁釉の外に、灰釉、あめ釉、白流釉等も使用し、日用品として厚く丈夫な製品です。また、独特の「二重焼」は、お湯が冷めにくく、熱いお湯を入れても持つことができます。そのため華道の花入れ茶道煎茶道の茶碗、和菓子の小皿など伝統的なものから日用雑器まで幅広く生産されています。

「大堀相馬焼 松永窯」の基本情報はこちらです。

  • 住所: 〒961-8061 福島県西白河郡西郷村小田倉小田倉原1−31
  • 営業時間:10時~17時
  • 定休日:水曜日
  • 問い合わせ:0287-74-3503

会津本郷陶磁器会館

【樹ノ音工房】本郷焼 フリーマグカップ

会津本郷焼は13の窯元があり、それぞれ個性的な焼物を作っています。 それらの焼物を一堂に展示・販売を行っております。

戦国時代に、会津若松の鶴ヶ城(つづがじょう)屋根に使う瓦を焼いたことから、焼き物作りが始まったと言われています。会津本郷焼には、瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と、大久保陶石(おおくぼを原料とした石物(磁器)があります。石を原料とした焼き物の産地としては、関東以北唯一です。

「会津本郷陶磁器会館」の詳細情報はこちらです。

  • 所在地: 〒969-6042 福島県大沼郡会津美里町瀬戸町甲3162
  • 営業時間:9時~17時
  • 定休日:水曜日
  • 問い合わせ:0242-56-3007

会津慶山焼(あいづけいざんやき)

福島県を代表する観光地である会津若松市(あいづわかまつし)の中心部にである窯元です。

会津若松で唯一の窯場(かまば)で、福島県伝統的工芸品指定を受けている窯元です。

文禄元年(1592)に、滋賀県からやってきた会津藩主・蒲生氏郷(がもううじさと)が、会津若松のランドマークである鶴ヶ城(つるがじょう)の屋根瓦の製造のため、佐賀県の唐津(からつ)から陶工を呼び、慶山の地で焼かせたのが起源とされています。

現在、会津慶山焼の窯元は、1軒のみで、昔ながらのロクロ、手びねり、タタラ作りで作陶し、土物のぬくもり風合いを出しています。
釉薬(ゆうやく)は、県内のケヤキやモミを燃やした灰を用い、独特の色彩を織りなすなど、伝統的な技法をそのままに継承し、守り続けています。

「会津慶山焼」の基本情報はこちらです。

  • 所在地:〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山天寧67
  • 営業時間:9時~18時
  • 問い合わせ:0242-26-2507

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福島県の焼き物はいかがでしたでしょうか。

焼き物や陶磁器に興味お持ち頂けましたでしょうか。

さらに日本全国の焼き物に興味を持たれた方におすすめの記事をご紹介します。

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投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。