島根県の焼き物・陶磁器おすすめショップ|松江の湯町窯や松江の窯元をご紹介
島根県の陶磁器・焼き物を販売するおすすめショップをまとめました。
今回は、私がおすすめする島根県の焼き物や陶磁器おすすめショップをご紹介させていただきます。
松江の湯町窯や出雲の窯元などご紹介します。
以下のような方におすすめです
- 焼き物・器が好き
- 丁寧な暮らしにあこがれてる
- 島根県の窯元巡りがしたい
島根県の焼き物とは
島根県の焼き物・陶磁器は、民芸と呼ばれる器が多いです。
民芸とは、民衆工芸(みんしゅうこうげい)の略で、職人ではなく、民衆の日常の生活用具としてつくられたものという意味です。別名として、民藝(みんげい)とも書きます。
島根県は、東西に長く、土地が豊かで原材料にめぐまれ、焼き物文化が盛んです。
そして陶磁器や焼き物はかわいいデザインが多いです!
実際に現地に行ってきましたので、ぜひご注目ください。
出西窯(しゅっさいがま)
出西窯(しゅっさいがま)は、出雲地方を流れる斐伊川(ひいかわ)からほど近い場所に窯元を構えた陶器づくりの工房です。
くらしの日常を彩る、健全で美しい暮らしの器を作ろうとの理想で始めた窯で、1947年(昭和22年)8月、農村工業の共同体構想を掲げた5名の青年、多々納弘光、中島空慧、井上寿人、陰山千代吉、多々納良夫の5人が、共同で築いた全国的にも珍しい窯です。
民芸運動のリーダー柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、バーナード・リーチらの指導を受けており、スリップウェアやエッグベーカーなど民芸陶器の特徴がよく出ています。
工房兼ギャラリーの横に大きな駐車場があります。
なんと工房は自由に見学することができます。
年に数回、窯に火入れすることがありますので、その際に立ち寄れたらとても幸運です。
登り窯の部屋の内部はこんな感じになっています。
火入れして成形した粘土を焼き上げるといっても、お金や労力がかかりますので、一つの部屋の中に、棚などを利用して大量の焼き物を積み上げて入れます。
出西窯の口コミやレビュー
出西窯の基本情報はこちらです。
- 住所:〒699-0612 島根県出雲市斐川町出西3368
- 問い合わせ先:0853-72-0239 ※9:30~18:00 (火曜、元日を除く)
- 営業時間 9:30~18:00(毎週火曜定休)
- アクセス:JR 出雲市駅よりタクシーで約 10 分、山陰自動車道斐川 IC より約 7 分
湯町窯(ゆまちがま)
大正11年(1922年)に開窯した湯町窯は、日本の名湯である玉造温泉(たまつくりおんせん)のほど近くにある、出雲布志名焼(ふじなやき)の流れを汲む窯元です。
日本の民芸運動にも関わっていたイギリス人陶芸家バーナード・リーチが湯町窯をたびたび訪れて、彼に伝授されたつくりかたで今も作品を焼いているそうです。この窯元を代表する陶磁器としてエッグベーカーやピッチャーといった洋食器や、スリップウェア―といったデザイン技法を施した焼き物が常時展示販売されています。お茶の湯のみや華道の花入れ、和菓子の小皿から日用雑器まで沢山の焼き物が販売されています。
湯町窯の概要
湯町窯の基本情報はこちらです。
- 住所:〒699-0202 島根県松江市玉湯町湯町965−1
- 問い合わせ先:0852-62-0726
- 営業時間 8:00~17:00(平日)/9:00~17:00(土日祝)
- アクセス:JR玉造温泉駅から徒歩1分
布志名焼雲善窯(うんぜんがま)
布志名焼(ふじなやき)も島根県を代表する焼き物として有名です。
島根県松江市にある布志名の地では、江戸時代後期から本格的に焼物の生産が始まりました。
来待(きまち)石や凝灰岩(ぎょうかいがん)といった釉薬の顔料が良く採れたこの地では、特徴的な飴色の焼き物が作られます。
雲善窯は、江戸時代に松江藩の御用窯から始まった250年近い歴史を持つ伝統ある窯元。
松江に来たら、焼き物・陶磁器好きならここは外せません。
布志名焼雲善窯の口コミやレビュー
布志名焼の基本情報はこちらです。
- 住所:〒699-0203 島根県松江市玉湯町布志名428−8
- 問い合わせ先:0852620738
- アクセス:松江玉造ICから車で約5分
出雲民芸館(いずもみんげいかん)
出雲民芸館とは、出雲きっての豪農である山本家の邸宅を一部改修し、昭和49年に開館しました。
館内では、藍染、木工品、農具など暮らしの道具が展示、販売されています。
出雲民芸館の基本情報はこちらです。
- 住所:〒693-0033 島根県出雲市知井宮町628
- 問い合わせ先:電話番号 0853-22-6397
- 営業時間:営業時間 10:00-17:00(16:30までに入場)
- アクセス:JR西出雲駅北口から徒歩約10分、出雲ICを下車 斐川・松江方面へ約10分
足立美術館
足立美術館は昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館された登録型ミュージアムです。約5万坪にも及ぶ美しい日本庭園や、横山大観をはじめとする近代日本画、北大路魯山人らの陶芸、童画などの収蔵品が豊富にあり、1日いても見切れないほどです。
足立美術館の基本情報はこちらです。
- 住所:〒692-0064 島根県安来市古川町320
- 問い合わせ先:085-428-7111
- 営業時間:4月~9月は9:00~17:30、10月~3月は9:00~17:00
- アクセス:JR安来駅より無料シャトルバスで約20分
来待ストーンミュージアム
来待ストーンミュージアムとは、島根県松江市宍道町にある、来待石をテーマにしたミュージアムです、来待石と言えば、先日したように、出雲焼や布志名焼の原材料にも使われる顔料です。
来待ストーンミュージアムの基本情報はこちらです。
- 住所:〒699-0404 島根県松江市宍道町東来待1574-1
- 営業時間:9:00~17:00(※毎週火曜日・水曜日・木曜日定休)
- 問い合わせ先:0852-66-9050
- アクセス:JR来待駅から徒歩約10分、出雲空港より車で約20分
島根に来たらここは外せない!「出雲大社」
出雲大社の基本情報はこちらです。
- 住所:島根県出雲市大社町杵築東195
- 問い合わせ先:0853-53-3100
- 拝観時間:6:00~20:00(16:30より警備の都合上、十九社から北側へは行けなくなります。)
- アクセス:JR出雲市駅からバスで25分(出雲大社・日御碕・宇竜行き)
焼き物・陶磁器好きな方へ
島根県の焼き物はいかがでしたでしょうか。
さらに日本全国の焼き物に興味を持たれた方におすすめの記事をご紹介します。日本の焼き物の種類や産地を一覧にしてまとめてみました。ぜひ一度ご覧ください。
島根県にはたくさんの美しい焼き物がありましたね。
となりの鳥取や、山口も焼き物の産地です。
これからももっと焼き物について見識を深めていきましょう。
投稿者プロフィール
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宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。