レンタル貸し茶室|仙台市|レンタル料金など価格や連絡先まとめ

仙台市で茶道や煎茶道のお茶会でつかえる貸し茶室をご紹介します。

宮城県仙台市の貸し茶室を、レンタル料金や時間、連絡先などについて、まとめた記事です。

こちらの記事は約3分ほどで読める内容となっており、以下のような方におすすめしたい記事です。

  • 仙台市でお茶会を開こうとしてる
  • 茶道煎茶道華道を習っている
  • 文化学習で子供たち茶道を体験してもらいたい

なぜ宮城県仙台市には、茶室が多いの?

じつは宮城県、全国的にも茶室の多い県なんです。

仙台藩初代の伊達政宗(だてまさむね)公が、あの千利休(せんのりきゅう)の弟子であったため、宮城県には茶の湯文化が根付いているのです。

江戸時代には茶畑造成が奨励され、宮城県内各地には、茶畑がたくさんあったとか。

また仙台藩茶道の石州流清水派に、茶道裏千家の第14代家元の奥様が仙台出身だったこともあり、茶の湯ファンがとても多いです。

一般人でもレンタル可能だったり、見学可能なところが多いので、ぜひ観光の際も、目的地の1つにいれるのも良いのかなと思いました。

東北一の名庭をもつ”輪王寺”の茶室「半杓亭」|仙台市青葉区

東北随一の名園を望む茶室、「輪王寺 半杓庵(りんのうじ はんしゃくあん)」。

明治維新の際は、奥羽越列藩同盟(おううえつれっぱんどうめい)の御所(ごしょ)が置かれた東北の名刹です。

庭園では季節ごとの美しい花が楽しめ、三重塔を背景に咲き誇る梅雨時のアヤメやアジサイは、とても美しくみえます。定期的に月釜も行われています。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒981-0931 宮城県仙台市青葉区北山1丁目14-17
  • 拝観時間:午前8時〜午後5時(年中無休)
  • 拝観料:1名様 300円(小学生未満無料)
  • 問合せ先:022-234-5327/曹洞宗 金剛寳山 輪王寺(※要問合せ)
  • アクセス:仙台駅より仙台市営バス”西中山行””か”桜ヶ丘七丁目行””または”999・S899系統”それぞれ「輪王寺前」下車約25分

煎茶道にもゆかりが深い仙台の茶室「茂ケ崎庵(もがさきあん)」・「仙庵(せんあん)」

愛宕橋と宮沢橋の間の緑豊かな丘陵(きゅうりょう)は、大年寺山(だいねんじやま)と呼ばれ、かつて煎茶道(せんちゃどう)とゆかりの深い黄檗宗の「大年寺(だいねんじ)」の大伽藍(だいがらん)がありました。

時がたち、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって廃寺を余儀なくされ、近年は公園として整備された大年寺山公園。

園内には茂ヶ崎庵(もがさきあん)という茶室が移築されました。株式会社橋本店から寄贈され、定禅寺通にあった明治末. 期の建物を昭和 42 年に大年寺山公園内に移築して茶室としたものです。豪壮な杉および欅. けやき. の最良の材料. を使用し、茶会のほか 旬会や歌会などの文化的な活動にも使用できます。

また茂ケ崎庵の隣には、仙庵(せんあん)という茶室も建てられました。

茶室「仙庵」は、仙台出身で裏千家茶道14代家元夫人の嘉代子氏が昭和44年に仙台市名誉市民に推戴されたことを記念して仙台市に寄付されたもので、宮城における茶道文化発信の中心的な存在となっています

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒982-0843 宮城県仙台市太白区茂ケ崎3丁目10−20号
  • 問合せ先: 022-247-1111(仙台市太白区役所)
  • 料金:午前(9時~12時)13,400円、午後(13時~17時)22,400円、全日(9時~17時)35,800円
  • アクセス:仙台市営地下鉄「長町一丁目駅」から徒歩20分、仙台市営バス:仙台西口バスプール11番野草園行「野草園前」下車徒歩約5分

杜の都仙台を味わえる、都会の杜の中の茶室「六幽庵」

仙台地下鉄「北四番丁駅」からほど近く、都会のオアシスともいうべき北六番丁公園は、東北大学附属病院の東側にある街中の小さな公園です。
公園内には「六幽庵」と名付けられた茶室があり、幽玄と呼ぶにふさわしい静寂さを醸し出しています。また、六幽庵の庭園は鬱蒼とした木々が生い茂り、憩いを求めて訪れる人に都会の喧噪を忘れさせ、心静まるひとときを与えてくれます

  • 住所:〒980-0801 宮城県仙台市青葉区木町通2丁目4−51
  • 問合せ先:022-234-5049(仙台市青葉区役所)
  • アクセス:仙台市営地下鉄「北四番丁駅」から徒歩10分、「北仙台駅」から徒歩15分

苔庭が美しい仙台を代表する茶室「緑水庵」

良覚院丁公園の中にある茶室「緑水庵(りょくすいあん)」は四季を彩る数々の樹々に囲まれ、古風なたたずまいを見せています。かつてはその名の通り「良覚院(りょうかくいん)」というお寺があったそうです。苔が美しい茶庭です。

利用者には、緑水庵庭園(りょくすいあんていえん)とも呼ばれ、アカマツが植えられ、春日石灯篭(かすがいしとうろう)、池に架かる一枚物の石橋、見応えのある景石などが置かれ、訪れる人に憩いのひとときを与えてくれます。緑水庵の母屋は、明治32年創建と歴史を刻んでおり、市民の皆さんが親しんで利用しています。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒980-0812 宮城県仙台市青葉区片平1丁目2−5
  • 問合せ先:022-225-3860(仙台青葉区役所)
  • 料金:午前(9時~12時)1,800円、午後(13時~17時)3,000円、全日(9時~17時)4,800円
  • アクセス:仙台市地下鉄東西線 青葉通一番町駅より徒歩6分、東北新幹線 仙台駅より徒歩18分

仙台市の秘境にこんな茶室が!「定義如来 西方寺 茶室 洗心亭・翠光庵」

仙台市青葉区にある定義山(じょうぎさん)は、仙台の隠れた観光スポットです。縁結びで有名な「定義如来西方寺」さらに「定義とうふ店の三角あぶらあげ」と「やきめし」ははずせない絶品グルメが多数あり、茶室見学の際ははずせません。

茶室は、洗心亭(せんしんてい:広間)と翠光庵(すいこうあん:小間)があり予約にてご利用可能、日本庭園・五重塔を眺めながらお茶会が出来ます。

茶会では、茶道具の貸し出しもおこなっており、いたれり尽くせりの茶室です。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒989-3213 宮城県仙台市青葉区大倉上下1
  • 問合せ先:℡022-393-2235(代表)
  • 拝観時間:09:00~15:00
  • アクセス:JR「仙台駅」より仙台市営バスで80分/JR「仙台駅」より車で60分

仙台市の文化財に指定される名茶室「残月亭」

もと初代仙台区長松倉恂(1827-1904)の家の庭に営まれた茶室を2000年に移築・復元したもの。「残月亭」の名前は由緒ある伊達政宗の茶室の名を受けついでいる。宮城の茶道・煎茶道好きの聖地ですね。

四畳半の畳敷の茶室を中心に,水屋,台所,縁が付き,屋根は寄棟造(よせむねづくり)鉄板葺となっており、仙台市指定有形文化財に指定されている。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒980-0862 仙台市青葉区川内26番地<仙台城三の丸跡>
  • 問合せ先:022-225-3074(仙台市教育局博物館)
  • アクセス:地下鉄東西線「仙台駅」から八木山動物公園行きに乗車、「国際センター駅」下車、南1出口から徒歩約8分

まとめ

以上になります。

宮城県仙台市の有名な茶室をいくつかピックアップして掲載してきましたが、仙台市だけでも、こんなに茶室があるなんて、調べてみて驚きました。

さすが伊達の文化、茶の湯がしっかり根付いているのですね。