茶道の禅語「清流無間断」とは?掛軸の意味、読み方、使い方を解説

茶道の禅語「清流無間断」とは?掛軸の意味、読み方、使い方を解説
茶道の禅語「清流無間断」とは?

清流無間断の読み方

清流無間断の読み方は、「せいりゅうにかんだんなし」となります。

清流無間断の意味

清流無間断の意味は、途絶えることが無いぐらいに流れる清流のように、努力や良い習慣は継続しなければいけないということになります。

清らかな水の流れは、とどまることなく常に流れるという意味ですが、一方、その水が流れなくなってしまうと途端に澱んでしまいます。これは清流や水の流れを例にして、物事は水の流れのように継続することが必要ということになります。

日常生活において、つい緩んでしまいがちな自分を律しながら、日々の努力や習慣を行い続けましょう。

清流無間断の時期

清流無間断を華道茶道煎茶道のお茶会で床の間に飾る時期は、夏が多いです。

清らかな水の流れが、絶えることなく流れている涼しげな情景を思い浮かべることから、夏の季節に合っていると考えられています。

夏の暑い日々の中で開催され茶会において、この軸を見て、涼しげな風景を思い浮かべたら、少しは暑さも和らぐかもしれませんね。

さらに茶道の禅語について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。