煎茶道具「烏府」(うふ)について
烏府(うふ)は、涼炉に炭をくべるための炭を入れておくための器物です。
別名として、炭斗(たんと)、炭取(すみとり)、筥(きょ)とも呼ばれます。
烏府には、炭のほかに、火箸(ひばし)、練り香や香木が入れられた香合(こうごう)が収められ、さらにその上には炉扇(ろせん)や羽箒(はぼうき)が置かれます。お手前の勝手付(かってづき)に置かれており、煎茶を使用したお手前の際、火力を上げるための炭手前(すみでまえ)を行うときに手前座へと移動させて使用します。
煎茶道具「烏府」の形や材質について
煎茶道具「烏府」の大きさには特に定めはありませんが、直径約20cm、高さ約6cm程度のものが一般的です。
竹や籐で編まれたものが多いですが、中には紙こよりで編まれたものもあります。
竹や籐で作られたものには、炭が落ちないように中に和紙が貼られています。
煎茶道具「烏府」の画像はこちらです
煎茶道具の関連ページ紹介
さらに煎茶道具に興味を持たれた方へ、おすすめの関連ページをご紹介いたします。
投稿者プロフィール

- 日本茶講師/和文化PR
- 大学卒業後、老舗和菓子屋に入社。京都にて茶道、生け花、日本画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社に勤務。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。
最新の投稿
- 2025年3月31日パワースポット大阪阿倍野パワースポット安倍晴明神社のご利益とは?やばいって噂は本当?なんの神様?阿倍王子神社との関係、京都の晴明神社の違い、アクセス方法を解説!
- 2025年3月30日パワースポット佐倉市パワースポット麻賀多神社のご利益とは?なんの神様?お守り情報、見どころ、由緒、ユダヤとの関係、アクセス方法や駐車場情報を解説!
- 2025年3月30日パワースポットパワースポット宮崎神宮のご利益とは?なんの神様?お守りや御朱印、歴史、アクセス、駐車場など解説!
- 2025年3月30日パワースポット吉祥寺のパワースポット神社「武蔵野八幡宮」のご利益とは?なんの神様?厄払い、スピリチュアルな不思議体験、レビューや評判、アクセス方法を解説!