和菓子の寒氷ってなに?読み方や食べ方、琥珀糖との違い、作り方・レシピも紹介!

はじめに

和菓子の一種である「寒氷(かんぴょう)」は、その美しい透明感と上品な甘さで多くの人々に愛されています。しかし、その名前や食べ方、琥珀糖との違いについては、あまり知られていないかもしれません。この記事では、寒氷の読み方や食べ方、琥珀糖との違い、さらには作り方・レシピについて詳しく解説します。

寒氷(かんぴょう)の読み方と基本情報

寒氷は「かんぴょう」と読み、寒天を主成分とする和菓子です。その名の通り、寒い季節に作られることが多く、氷のように透き通った見た目が特徴です。寒天を煮詰めて作ることで、独特の食感と美しい見た目を実現しています。

食べ方と楽しみ方

寒氷は、茶席やお祝いの席でよく用いられる和菓子です。薄く切った寒氷は、そのまま食べるのが一般的ですが、季節の果物や抹茶と一緒に楽しむこともできます。また、夏場には冷たくして食べると、涼感を感じることができるためおすすめです。

寒氷と琥珀糖の違い

寒氷とよく似た和菓子に「琥珀糖(こはくとう)」があります。琥珀糖も寒天を使った和菓子ですが、砂糖をたっぷり使って表面を結晶化させたもので、カリッとした食感が特徴です。一方、寒氷は砂糖の使用量が控えめで、寒天のプルプルとした食感を楽しむことができます。見た目も似ていますが、それぞれ異なる食感と風味を持っています。

作り方・レシピ

寒氷の作り方は比較的簡単で、以下の材料と手順で作ることができます。

材料:

  • 寒天パウダー:4g
  • 水:500ml
  • 砂糖:200g
  • 食紅や抹茶(好みで色付け用)

手順:

  1. 鍋に水を入れ、寒天パウダーを加えて中火で煮る。
  2. 寒天が完全に溶けたら、砂糖を加え、さらに煮詰める。
  3. 寒天液が透明になったら、火を止めて、好みで食紅や抹茶を加える。
  4. バットや型に流し込み、冷やし固める。
  5. 固まったら、好みの大きさに切り分けて完成。

まとめ

寒氷は、その美しい見た目と上品な甘さで多くの人々に愛される和菓子です。琥珀糖との違いや食べ方、作り方を知ることで、さらに寒氷の魅力を感じることができるでしょう。ぜひ一度、自宅で作ってみて、その風味と食感を楽しんでみてください。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。