おはぎの有名店まとめ

おはぎの有名店をご紹介!

おはぎは、もち米とあんこを使った和菓子で、特に秋の彼岸や春の彼岸に食べられる伝統的なお菓子です。その素朴で甘い味わいは、年齢問わず愛されています。今回は、全国に数多くあるおはぎの名店の中から、特に評判の高いお店をいくつかご紹介します。各店のこだわりや特徴を見ながら、ぜひ一度味わってみてください。

1. 浪花屋製菓(東京都)

 東京・麻布十番にある「浪花屋製菓」は、創業100年以上を誇る老舗で、あんこの品質にこだわったおはぎが名物です。特に「つぶあんおはぎ」と「こしあんおはぎ」の2種類が人気で、上質な小豆ともち米を使い、甘さ控えめで食べやすいと評判です。昔ながらの製法を守り続け、地元の人々に愛される一品です。

  • 特徴: 甘さ控えめのつぶあんとこしあん
  • 店舗展開: 麻布十番の本店で購入可能
  • オンライン販売: なし

2. 仙太郎(京都府)

 京都にある「仙太郎」は、和菓子の名店として知られ、特におはぎが有名です。仙太郎のおはぎは、もち米の炊き加減にこだわり、手作りならではのふっくらとした食感が特徴です。あんこも上質な北海道産の小豆を使い、素材本来の甘さを引き出すように作られています。京都を訪れる際には、ぜひ足を運んでいただきたい名店です。

  • 特徴: 北海道産小豆と厳選もち米
  • 店舗展開: 京都本店を中心に、全国の百貨店で購入可能
  • オンライン販売: 一部商品であり

3. 福島屋(東京都)

 東京都内で評判の高い「福島屋」は、築地発祥の和菓子店で、手作りのあんこが自慢のお店です。福島屋のおはぎは、丁寧に炊き上げられたもち米と、滑らかなこしあんが特徴。特に、おはぎの餡には砂糖控えめで、小豆の風味がしっかりと楽しめるのがポイントです。

  • 特徴: 小豆の風味を活かしたこしあん
  • 店舗展開: 都内中心の展開、築地本店で購入可能
  • オンライン販売: なし

4. たねや(滋賀県)

 滋賀県に本店を構える「たねや」は、全国的に有名な和菓子店で、おはぎもその一つとして人気です。たねやのおはぎは、しっとりとしたもち米と、上品な甘さのあんこが絶妙に調和しています。特に、「つぶあんおはぎ」と「きなこおはぎ」が人気で、きな粉をたっぷりまとったおはぎは、甘さ控えめで大人の味わいです。

  • 特徴: 上品な甘さとしっとりしたもち米
  • 店舗展開: 滋賀本店を中心に、全国の百貨店で購入可能
  • オンライン販売: あり

5. 空也(東京都)

 東京銀座にある老舗和菓子店「空也」も、おはぎの名店として知られています。特に「つぶあんおはぎ」は、東京土産としても人気があり、地元の人々からも高い評価を受けています。あんこの甘さともち米のバランスが絶妙で、一口食べると素材の豊かな風味が広がります。

  • 特徴: バランスの良い甘さと上質なもち米
  • 店舗展開: 銀座本店のみで購入可能
  • オンライン販売: なし

6. 平田屋(福島県)

 福島県いわき市にある「平田屋」は、地元で長年愛される和菓子店で、手作りのおはぎが名物です。特に、地元産のもち米を使った「つぶあんおはぎ」は、餡と米のバランスが絶妙で、口の中でほろっとほどけるような食感が魅力です。また、季節限定で栗やかぼちゃを使ったおはぎも登場し、変わり種のおはぎを楽しむことができます。

  • 特徴: 季節ごとの変わり種おはぎ
  • 店舗展開: 福島県いわき市内の直営店
  • オンライン販売: あり

おはぎの魅力と楽しみ方

おはぎは、もち米とあんこを使ったシンプルな和菓子ながら、各店が独自の製法や素材にこだわりを持っています。おはぎは、食感や甘さのバランスが重要であり、店ごとのこだわりを楽しむことができます。甘いあんことしっとりしたもち米の組み合わせが絶妙で、特に日本茶と合わせるとその美味しさが一層引き立ちます。また、季節の贈り物や手土産としても重宝されます。

まとめ

おはぎは、日本全国で親しまれる伝統的な和菓子で、地域ごとに異なる味わいが楽しめます。今回は、東京の「浪花屋製菓」や京都の「仙太郎」など、特に評判の高いお店をいくつかご紹介しました。それぞれのお店が持つこだわりや特徴を参考に、ぜひ自分好みのおはぎを探してみてください。

特に、これからの季節、おはぎは贈り物やお茶請けとしても人気が高いので、家族や友人と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。