静岡県の静岡茶とは?特徴や歴史、種類を解説

静岡といえば「お茶」と言われるほど、全国的にも日本茶の産地として有名なのが静岡県です。

静岡茶といえば、掛川茶や川根茶なども有名で、県内全域で生産されています。

今回は静岡茶の特徴や種類、美味しい淹れ方をご紹介します。

静岡茶とは?

静岡茶とは、静岡県全域で生産されているお茶の総称で、日本を代表する日本茶のブランドです。

鹿児島県の知覧茶、京都の宇治茶とともに日本三銘茶と呼ばれています。

静岡茶の種類

静岡茶の種類は多く、静岡市の本山茶や、掛川市の掛川茶、島田市で生産される川根茶、浜松市で生産される天竜茶が有名です。

また、静岡茶のほとんどが煎茶です。

昨今は単一の茶畑から生産されるシングルオリジンもブランド化されるなど、伝統と革新が進むお茶の産地です。

静岡茶の特徴とは?

静岡茶の特徴は、そのブランド数の多さから多岐にわたっており、東西に長い地理的条件から、まったく味の違うお茶が同県内で生産される点です。

静岡県は、北部にある富士山からなだらかに傾斜する台地に茶畑を形成することが多く、お茶づくりに適した気候と高い生産技術により、各種日本茶の品評会において、数多くの賞を受賞するなど、クオリティーの高いお茶を生産することで有名です。

また煎茶のため、渋味のあるお茶が多く、和菓子と相性が良いです。

静岡茶の歴史とは?

静岡茶の歴史は、今から約800年前の鎌倉時代から始まります。

鎌倉時代の禅僧である聖一国師(しょういちこくし)が、中国からの仏教修行の末に持ち帰った茶ノ木を、いまの静岡市葵区に植えたことから始まります。

静岡茶の発祥の地とは?

静岡茶の発祥の地は、静岡市葵区の足久保地区になります。足久保は、安部川の支流である足久保川の流域ということで、朝夕に霧が発生しやすく、お茶の生育において好条件を満たしています。生産後は足久保川を経由し、静岡市中央を流れる安部川に到着し、市内にすぐ流通できる地理的条件から、現在も茶業が盛んです。

静岡茶の美味しい淹れ方

静岡茶は煎茶のため、80℃~90℃の高温のお湯で、適切な茶葉の量を使用することが美味しく淹れる秘訣です。

日本茶の美味しい淹れ方はこちらの記事をご覧ください。

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鎌倉時代から続く歴史と、いまも進化する静岡茶がとても魅力的に思えます。

他にも有名なお茶だと埼玉県の狭山茶や福岡県の八女茶などがあります。

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