宮城県松島の円通院の紅葉とは? ~幻想的なライトアップと歴史に浸る秋の旅~

宮城県松島町にある「円通院」は、臨済宗妙心寺派の寺院で、伊達政宗の嫡孫・光宗公の菩提寺として知られています。美しい庭園と歴史的な建造物が調和する円通院ですが、秋には 紅葉の名所 として多くの人々を魅了します。

今回は、円通院の紅葉の魅力を、ライトアップ情報や見どころ、周辺情報と合わせてご紹介します。

1. 円通院の紅葉:見頃はいつ?

円通院の紅葉の見頃は、例年 10月中旬から11月中旬 です。約1ヶ月間、境内が赤や黄色に色づき、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

特に、 石庭心字の池 周辺の紅葉は美しく、写真撮影スポットとしても人気です。 ライトアップ期間中は、日中の拝観時間が短くなる場合があるので注意が必要です。

2. 円通院紅葉ライトアップ:幻想的な風景を堪能

円通院では、毎年紅葉シーズンに合わせて ライトアップ が行われます。2024年は 10月26日(土)から11月17日(日) の期間中、毎日 17:30から21:00 まで開催予定です。 最終受付は 20:45 なので、時間に余裕を持って訪れましょう。

ライトアップされた紅葉は、昼間とはまた違った美しさを見せてくれます。境内の木々がライトアップされ、 闇夜に浮かび上がる紅葉 は息をのむ美しさです。 静寂な闇の中に浮かび上がる紅葉は、神秘的で厳かな雰囲気を醸し出します。

円通院のライトアップは、 「おごそかで神秘的、なのに華やか」 と評されており、毎年多くの観光客が訪れる人気のイベントです。

円通院では、ライトアップ期間中、中学生以上は 1,300円 の拝観料がかかりますが、小学生以下は 無料 で楽しむことができます。 瑞巌寺の夜間参拝との共通拝観券は販売されていません。 拝観券は、円通院、松島もみじ庵(三聖堂前広場)で購入できます。 また、近隣の宿泊施設である「パレス松洲」に宿泊する場合は、フロントで購入することも可能です。

3. 円通院の紅葉の見どころ

円通院には、紅葉以外にも見どころがたくさんあります。

  • 石庭: 白砂と苔、そして紅葉のコントラストが美しい枯山水庭園です。
  • 心字の池: 池面に映る紅葉は、まるで絵画を見ているかのような美しさです。
  • 三慧殿: 円通院の本堂であり、国の重要文化財に指定されています。

ライトアップ期間中は、これらの見どころがライトアップされ、さらに魅力的に輝きます。

4. 円通院へのアクセス

円通院へは、公共交通機関の利用が便利です。

所在地:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内67

  • 電車の場合: JR仙石線「松島海岸駅」から徒歩約6分、またはJR東北本線「松島駅」から徒歩約20分
  • 車の場合: 三陸自動車道「松島海岸IC」から国道45号線経由で約5分

円通院周辺には駐車場がありません。 車で訪れる場合は、近隣の有料駐車場を利用しましょう。

5. 円通院周辺情報

円通院を訪れた際には、周辺の観光スポットにも足を運んでみましょう。

  • 瑞巌寺: 松島を代表する名刹で、国宝に指定されている本堂は必見です。
  • 五大堂: 松島湾に浮かぶ小島に建つお堂で、松島湾を一望できます。
  • 松島島巡り遊覧船: 松島湾に浮かぶ島々を巡る遊覧船で、海上から松島の絶景を楽しむことができます。

6. まとめ:円通院で特別な秋を

円通院の紅葉は、歴史的な建造物と自然が織りなす絶景です。ライトアップ期間中は、幻想的な風景を楽しむことができます。

秋の夜長に、円通院の紅葉ライトアップで心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。