商売繫盛の「おちょぼさん」こと千代保稲荷神社はなぜ人気?ご利益、月越し参り、読み方、足止め木、商店街、人気のお土産、お守りの種類、御朱印、駐車場やアクセス情報を解説!

はじめに

岐阜県海津市にある千代保稲荷神社、通称「おちょぼさん」は、商売繁盛の神様として広く親しまれています。特に月末には「月越し参り」として多くの参拝者が訪れ、その賑わいはまるで縁日のようです。本記事では、千代保稲荷神社のご利益や参拝方法、名物の油揚げのお供え、そして商店街の魅力などについて詳しく解説します。また、駐車場やアクセス情報も合わせてご紹介しますので、参拝を計画する際の参考にしてください。

参考…千代保稲荷神社

千代保稲荷神社の基本情報

  • 所在地: 岐阜県海津市平田町三郷1980
  • 電話番号: 0584-66-2613
  • 読み方: 千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ)

なぜ千代保稲荷神社は人気なのか?

千代保稲荷神社が人気の理由は、商売繁盛や家内安全といったご利益があるとされる点です。御祭神には、大祖大神(おおみおやのおおかみ)、稲荷大神(いなりおおかみ)、祖神(みおやのかみ)が祀られており、特に商人や企業関係者から厚い信仰を集めています。

参考:千代保稲荷神社について – 海津市

月越し参りとは?

毎月末に行われる「月越し参り」では、多くの参拝者が訪れます。前月の感謝と翌月の商売繁盛を祈願するため、境内や参道は夜通し賑わいます。特に月末の晦日から翌月の1日にかけて、参道はまるでお祭りのような賑わいです。

千代保稲荷神社の参拝方法

手水舎で清める:
鳥居をくぐるとすぐに手水舎があります。ここで手を清めましょう。右手でひしゃくを持ち、左手に水をかけて清めた後、逆にして右手を清めます。その後、右手でひしゃくを持ち左手のひらに水を汲み、その水で口をすすぎ、再度両手を清めます。

お供え物の購入:
手水舎の近くで「おあげ」と「ロウソク」のセットが売られています。これは参拝時にお供えするためのものです。

献灯所でロウソクを立てる:
階段を上るとすぐに献灯所があります。ここで購入したロウソクを立てて献灯します。

拝殿で参拝:
拝殿に到着したら、おあげとお賽銭をお供えし、2礼2拍手1礼の作法で参拝します。

商売繁盛の神様、おちょぼさん

千代保稲荷神社は、「商売の神様」として知られており、参拝者は名刺を霊殿に挟んで商売繁盛を祈願します。名刺がたくさん挟まれている光景はこの神社ならではのものです。

重軽石で願い事を占う

境内には「重軽石」という願い事の成否を占う石があります。一度目は何も考えずに石を持ち上げ、次に願い事を念じながら再度石を持ち上げます。念じた通りの重さなら、願い事が叶うと言われています。

名物の川魚料理

参道には120軒ほどの店が並び、草餅や串カツ、漬物、川魚料理などが楽しめます。特に「鯰(なまず)」の蒲焼は名物として人気があります。

お守りの種類と御朱印

お守りの種類: 千代保稲荷神社では「先祖の御霊を千代に保て」という教えから、境内ではお札やお守りの授与が行われていません。そのため、一般的な神社で見られるお守りの種類はありませんが、参拝者はその代わりに名刺を挟んで祈願する風習があります。

御朱印: 同様に、千代保稲荷神社では御朱印の授与も行っていません。参拝の証として御朱印を集める方には少し残念かもしれませんが、この独特の信仰形式もまたおちょぼさんの魅力の一つです。

駐車場とアクセス情報

無料駐車場:

  • 東大鳥居側(千代保稲荷東口 参拝客用無料駐車場)に約70台
    • 〒503-0312 岐阜県海津市平田町三郷2205
  • 南大鳥居側(千代保稲荷神社 無料駐車場)に約20台
    • 〒503-0312 岐阜県海津市平田町三郷1080

有料駐車場:

  • 周辺には時間無制限で料金300円程度の有料駐車場もあります。

車でのアクセス:

  • 岐阜羽島ICまたは大垣ICから15分

公共交通機関でのアクセス:

  • 岐阜羽島駅からバスで20分、「お千代保稲荷」下車徒歩1分

まとめ

千代保稲荷神社は商売繁盛や家内安全のご利益で知られ、月越し参りやお供え物の風習が特徴的な神社です。参道の賑やかさや川魚料理も魅力の一つです。駐車場やアクセス情報を参考に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。参拝の後は、商店街で名物の料理やお土産を楽しんでください。千代保稲荷神社での参拝が、皆様の商売繁盛と幸せをもたらしますように。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。