2025年中国の旧正月(春節)はいつからいつまで?台湾は?連休期間の日数や正月の食べ物、することなど解説!

中国と台湾の2025年の旧正月(春節)は、それぞれ少し異なるスケジュールで祝われます。中国では、国務院が発表したように、旧正月休みは2025年1月28日(火)から2月4日(火)までの8連休となります。台湾では、行政院の発表に基づき、2025年1月25日(土)から2月2日(日)までの9連休が予定されています。

参考:台湾外交部「2025年の旧正月休みは9連休に、来年の行政機関出勤日カレンダー決まる」、人民網日本語版「2025年の祝祭日スケジュール発表

連休期間の日数

  • 中国: 1月28日(火)~2月4日(火)(8日間)
  • 台湾: 1月25日(土)~2月2日(日)(9日間)

春節の由来

中国の旧正月(春節)は、旧暦の1月1日で祝われます。これは太陽暦とは異なり毎年日付が変わります。春節の前夜は「除夕(大晦日)」と呼ばれ、家族全員が集まって新年を迎えます。

春節の期間中に行われる行事

春節の期間中には様々な伝統的な行事が行われます。以下はその一例です:

  1. 家の掃除 春節の7日前の「少年」に家の掃除をします。古い物を捨て、新しい物を迎える意味があります。
  2. 新年の挨拶 新年の挨拶は「恭喜发财(北京語)」や「Gong hei fat choi(広東語)」と言います。
  3. お年玉をあげる 子供たちにお年玉をあげることが一般的です。
  4. 餃子を食べる 除夕には家族で餃子を作って食べます。
  5. 花火を打ち上げる 元日の夜には花火が打ち上げられ、新年を祝います。
  6. 年画を買う 幸運をもたらす年画を家に飾る習慣があります。

参考:鹿屋市「中国のお正 は毎年変わるの? 春節の由来

春節の食べ物

春節の期間中には特別な食べ物が登場します。以下は代表的なものです:

  • 水餃子: 餡を包んだ小麦粉の皮で作られた餃子は、除夕の夜に食べるのが伝統です。
  • 年糕: 穀物の粉を煮詰めて作られた団子状の料理で、新年の繁栄と幸福を象徴します。
  • 鶏の炒め物: 鶏肉を炒めた料理で、新しい年に幸運をもたらすとされています。
  • 元宵: 元宵節には、甘い餡を包んだ団子状の菓子が食べられます。

長崎ランタンフェスティバル

日本でも中国の春節を祝う行事が行われます。例えば、長崎では「2025長崎ランタンフェスティバル」が2025年1月29日(水)から2月12日(水)まで開催されます。期間中は長崎新地中華街をはじめ、市内中心部が極彩色のランタンで彩られ、中国文化を楽しむイベントも盛りだくさんです。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。