長崎の国宝・世界遺産「大浦天主堂」の見どころとは?歴史や建てられた理由、特徴、ステンドグラス、原爆の影響、入場料、口コミやレビュー、最寄り駅・駐車場やアクセス情報を解説!
長崎市南山手町に位置する「大浦天主堂」は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された国内現存最古のゴシック調の教会です。現存する中で国内最古の教会建築であり、2018年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。この記事では、大浦天主堂の魅力や歴史、見どころを詳しくご紹介します。
所在地:〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5−3
電話番号:0958232628
参考:長崎旅ネット「大浦天主堂 – 長崎市」、長崎市観光協会「大浦天主堂 | スポット」、大浦天主堂公式サイト「国宝 大浦天主堂 公式サイト」
歴史と建てられた理由
設立背景: 1864年末に竣工し、翌年2月に祝別された大浦天主堂は、設計をフランス人宣教師フューレ神父とプティジャン神父が指導し、施工は天草の小山秀之進(のちに「秀(ひいで)」と改名)が担当しました。この教会は、1862年に聖人に列せられた日本二十六聖人に捧げられ、正面が殉教の地である西坂に向けて建てられています。
信徒発見: 1865年3月に、浦上の潜伏キリシタンが大浦天主堂を訪れ、信仰を告白したことにより、「信徒発見」の舞台となりました。この出来事は、世界の宗教史上にも類を見ない劇的な瞬間として知られています。
読み方
大浦天主堂の読み方は「おおうらてんしゅどう」と言います。
建築の特徴
ゴシック調の建築: 大浦天主堂は中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調のデザインが特徴です。1875年と1879年の増改築により、平面形式と外観デザインが変容し、外壁も木造からレンガ造に変更されましたが、内部空間の主要部には創建当初の姿が保存されています。
ステンドグラス: 聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあり、その美しさは訪れる人々を魅了します。
原爆の影響と修復
原爆の損傷: 1945年の長崎原爆投下により、大浦天主堂も損傷を受けました。しかし、その後の修復が完了し、1953年に再度国宝に指定されました。
観光情報
拝観料:
- 大人: 1,000円
- 中・高生: 400円
- 小学生: 300円 ※20名以上の団体割引あり
※記事作成時(2024年12月時点)の情報になりますので、最新情報は公式サイトにてご確認ください。
拝観時間:
- 3月~10月: 8:30 ~ 18:00(最終入館 17:30)
- 11月~2月: 8:30 ~ 17:30(最終入館 17:00)
アクセス:
- 長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約7分、新地中華街で乗換(石橋行)で約4分、大浦天主堂下車徒歩約5分
- 長崎駅前南口バス停からバスで約10分、グラバー園バス停下車徒歩約5分
駐車場:
- 駐車場はございませんので、公共交通機関の利用をおすすめします。
口コミやレビュー
多くの訪問者が大浦天主堂の美しいステンドグラスや歴史的背景に感動しています。また、敷地内は静かで祈りの雰囲気を感じることができると高評価を得ています。
まとめ
長崎の「大浦天主堂」は、歴史的にも建築的にも価値のあるスポットです。その美しいゴシック調の建築とステンドグラスは一見の価値があります。歴史の息吹を感じながら、是非一度訪れてみてください。