京都パワースポット松尾大社のご利益とは?見どころ、縁結び、滝、龍神、重森三玲の庭、お守りの種類、御朱印、最寄り駅・駐車場やアクセス情報を解説!
松尾大社は、京都のパワースポットとして広く知られる歴史ある神社です。その創建は701年に遡り、渡来系氏族「秦氏」と深い関わりを持っています。松尾山の頂上にある磐座(いわくら)が信仰の対象とされていたこの地には、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。松尾大社は、お酒の神様としても有名で、全国の醸造家から篤く信仰されています。また、恋愛成就や家内安全のご利益もあり、多くの参拝者が訪れます。今回は、そんな松尾大社の見どころやご利益、縁結び、霊亀の滝、龍神、重森三玲の庭、お守りの種類、御朱印、最寄り駅や駐車場、アクセス情報について詳しくご紹介します。松尾大社の魅力を存分に味わい、その神秘的な力を体感しましょう。
所在地:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:0758715016
拝観時間:9時00分~16時00分
松尾大社はどんな神社?
松尾大社は、京都市西京区に位置する歴史ある神社で、渡来系氏族「秦氏」との深い関係を持ちます。大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られており、元々は松尾山山頂にある磐座(いわくら)が信仰の対象とされていました。飛鳥時代の大宝元年(701年)に、山麓に社殿が設けられ、秦氏が氏神として祀り始めたと伝えられています。
参考:京都市観光協会「松尾大社 – 京都市」
松尾大社のご利益
松尾大社は、酒づくりの神様として全国の醸造家から篤く信仰されています。その起源は中世に遡り、狂言「福の神」にも「神々の酒奉行である」とされる記述が見られます。松尾大社の祭神である大山咋神(おおやまぐいのかみ)は、酒造技術に優れた渡来系氏族の秦氏(はたうじ)によって祀られました。この信仰は室町時代以降、徐々に確立され、特に社殿背後の霊泉「亀の井」の水が酒に混ぜると腐敗しないと信じられています。この水を使用することで、酒造りの成功を祈願し、現在でも多くの醸造家が松尾大社を訪れています。
見どころ
霊亀の滝
松尾大社の随一のパワースポット「霊亀の滝」は、神秘的な雰囲気が漂います。時の元正天皇が「霊亀」と改元した由来でもあり、お参りすると良いことが訪れるとされています。
重森三玲の庭
昭和の名作庭家、重森三玲氏が手がけた「松風苑」は、上古の庭、曲水の庭、蓬莱の庭の三つの庭園からなります。各庭園はそれぞれ異なる時代やテーマに基づいて設計されており、その美しさと芸術性は訪れる人々を魅了します。
お守りの種類
松尾大社では、多種多様なお守りが揃っています。特に「醸酒守」「販酒守」「服酒守」はお酒に関するお守りとして人気です。さらに、「山吹花守」は金運アップ、「むすび守」は恋愛成就、「幸運の双鯉守」は出世開運のご利益があります。
亀と鯉が神の使いの理由
松尾大社の神使は亀と鯉です。この理由は、松尾大社の神が大堰川を遡り、丹波地方を開拓する際に急流では鯉に、緩流では亀に乗ったという伝承に由来します。亀は不老長寿の象徴とされ、鯉は出世開運を意味します。この伝承は、松尾大神の力強さと知恵を象徴しており、境内には「撫で亀」や「撫で双鯉」の像も見られます。これらの神使の存在は、松尾大社が訪れる人々に幸福と繁栄をもたらす神社であることを示しています。
松尾祭
松尾大社の松尾祭は、京都の春を彩る重要な祭りの一つです。毎年4月から5月にかけて行われるこの祭りは、「おいで」「おかえり」とも称され、神輿を用いた伝統的な神事が特徴です。神幸祭では、松尾七社の神霊を神輿に遷し、桂川を渡り西七条御旅所に移動します。還幸祭では、旭日の杜や朱雀御旅所を経て本社に戻る一連の行事が行われます。この祭りは、平安時代から続く古式ゆかしい神事であり、多くの参拝者を魅了しています。
御朱印
松尾大社の御朱印は、特に「白虎みくじ」や「恋みくじ」が人気です。白虎みくじは松尾大社が西(白虎)を守護する神社であることに由来し、可愛らしいデザインが特徴です。
最寄り駅・駐車場やアクセス情報
松尾大社へのアクセスは非常に便利です。最寄り駅は阪急嵐山線「松尾大社駅」で、駅から徒歩すぐの場所にあります。駐車場も完備されていますが、公共交通機関の利用をおすすめします。
松尾大社 参拝者駐車場
所在地:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
まとめ
松尾大社は、京都の歴史と文化が息づくパワースポットであり、その魅力は多岐にわたります。大山咋神と市杵島姫命が祀られ、お酒の神様として全国の醸造家から信仰されているほか、恋愛成就や家内安全のご利益も期待できます。境内には霊亀の滝や亀の井といった名水スポットがあり、訪れる人々に延命長寿や清浄をもたらします。昭和の名作庭家・重森三玲が手がけた松風苑も見どころで、その美しい庭園は訪れる者を魅了します。お守りや御朱印も多種多様で、特に「醸酒守」「販酒守」「服酒守」などのお酒に関するお守りが人気です。アクセスも良好で、阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩すぐの立地にあります。駐車場も完備されていますが、公共交通機関の利用がおすすめです。松尾大社を訪れることで、歴史と自然、そして神秘的な力を感じることができ、心身ともにリフレッシュできることでしょう。皆様もぜひ一度、松尾大社の魅力を体感してみてください。
投稿者プロフィール
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宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。
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