奈良県で茶道体験ができるおススメのスポット3選

こんにちは。

今回は奈良県で茶道体験(さどうたいけん)ができるスポット3選をご紹介します。

奈良県で茶道体験

奈良県と茶道といえば、歴史をさかのぼると、室町時代の村田珠光(むらたじゅこう)のお話になります。

奈良出身の茶人である村田珠光(むらたじゅこう)は、”わび茶”の創始者として知られています。茶聖としていまや知らない人はいない千利休(せんのりきゅう)の師匠にあたる方です。

その珠光のゆかりある縁にちなみ、2014年より「珠光茶会」(じゅこうちゃかい)が毎年古都奈良で行 われるようになりました。

そんな縁もあり、奈良県には、伝統工芸品として茶筅や懐紙、大和茶など、茶道にかかわるものがいっぱいあります。

茶道のまち”奈良”で、ぜひ茶道体験をしてみてください♪

喫茶去庵

喫茶去庵(きっさこあん)は、奈良市にある奈良町屋をリノベーションしてつくられた喫茶店です。1階テーブル席で、2階に茶道で使用できる本格的なお茶室があります。お店のメニューではもちろん抹茶中心に展開されており、クリーミーでコクのある抹茶と無農薬自家製にこだわったおはぎ・ぜんざい等のスイーツがおすすめです。

こちらの喫茶去庵のご主人が、茶道師範の方で、1階では立礼式(りゅうれいしき:テーブルとイスで抹茶をたてるお手前)でお抹茶をいただくことができます。また2階では、事前予約ですが、茶室で茶道体験をすることができます。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒630-8382 奈良県奈良市山陵町349−5
  • 営業時間:10:00~18:00(毎週水曜定休)※12月10日臨時休業、年末年始(12月30日~1月3日)休業
  • 問合せ先:0742-81-7407
  • アクセス:近鉄奈良駅から徒歩15分 元興寺の東南50m、駐車場2台あり(要事前連絡)、JR・近鉄奈良駅 天理方面行きバス10分近鉄奈良③番乗り場発全て(福智院町下車・西へ徒歩3分)

依水園・寧楽美術館

東大寺の境内の南西隅にあたる場所に、「依水園」と「吉城園」と趣の異なる二つの大きな日本庭園があり、普段は観光客でにぎわっているこのエリアですが、中心地から少し外れたところにあるため、静かに古都奈良の風情を楽しめる場所になっています。このうち依水園は茶室が点在する池泉回遊式の庭園で、茶室も数部屋備わっており、四季折々の花を愛でながら、趣向を凝らした茶会が行えるようになっています。

奈良市内各地で開催される珠光茶会(じゅこうちゃかい)のときには、常時公開されてないこちらの茶室見学と称し、お抹茶をいただける機会があります。

珠光茶会とは、茶道の始祖とうたわれる村田珠光(むらたじゅこう)のことです。奈良県の称名寺(しょうみょうじ)で育ち、のちに「独盧庵」(どくろあん:俗称珠光庵)を建て“わび茶”の境地を開いたといわれています。ちなみに称名寺(しょうみょうじ)には今でも珠光ゆかりの寺として今も多くの茶道関係者が訪れる茶道の聖地の1つです。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 住所:〒630-8208 奈良県奈良市水門町74
  • 営業時間:9:30~16:30(毎週火曜日定休)
  • 問い合わせ先: 0742-25-0781
  • アクセス:近鉄奈良駅から徒歩10分

慈光院

慈光院は、奈良県大和郡山市小泉町にある臨済宗大徳寺派に属する寺院です。石州流茶道の祖である大和小泉藩主片桐貞昌が父の菩提を弔うために建立したという歴史をもち、大和三名園に数えられる美しい日本庭園が見どころです。

建物含めて境内全体が茶室としてつくられており、茅葺屋根のお堂は、まさに”庵”(いおり)という感じ。

重要文化財である書院にて、お抹茶とお菓子をいただき、侘びたお庭を見て風情を感じながら、茶道体験ができます。

ーーーー基本情報ーーーー

  • 所在地:〒639-1042 奈良県 大和郡山市 小泉町 865番地 
  • 問合せ先:TEL 0743-53-3004   FAX 0743-53-3005
  • 駐車場:石畳参道(坂道)の奥  普通乗用車約25台

いかがでしたでしょうか。

さすが茶道のまち”奈良”です。

体験といっても本格的な茶室や庭園があって、さながらお茶会のような、緊張感も味わえますね。

今後もどんどん茶道体験のスポットをご紹介していきますね。