2024年東寺・弘法市の楽しみ方とは?グルメや開催時間、アクセス方法や由来、雨天の場合どうなるかを解説!


東寺(とうじ)で毎月開催される「弘法市(こうぼういち)」は、地元の人々からも観光客からも愛され続ける人気の骨董市です。特に、弘法大師(空海)の命日に行われる1月の「初弘法」は、京都の冬の風物詩として知られています。この記事では、2024年の東寺・弘法市の楽しみ方や開催時間、おすすめのグルメ、アクセス方法、由来、雨天時の対応について詳しく解説します。

東寺・弘法市とは?

東寺・弘法市は、弘法大師(空海)の命日である毎月21日に、東寺の境内で開催される市です。1000年以上にわたって続くこの市は、骨董品や古着、工芸品から、地元のグルメまで多様な商品が並び、賑やかな雰囲気を楽しめます。

特に、1月の「初弘法」や12月の「終い弘法」は、規模も大きく、多くの参拝者や観光客で賑わいます。地元の人々はもちろん、国内外からの観光客も訪れる大人気イベントです。

2024年の弘法市の開催日と時間・場所

  • 開催日:毎月21日(特に1月の初弘法、12月の終い弘法が有名)
  • 開催時間:早朝から夕方まで(午前6時頃から午後4時頃まで)
  • 開催場所:東寺境内 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1

東寺の広大な境内を中心に、数百店の露店が立ち並び、さまざまな商品や食べ物が並びます。早朝から訪れるのがベストタイミングで、混雑を避けつつ、ゆったりと買い物や食べ歩きを楽しむことができます。

弘法市の楽しみ方

1. 骨董品や手作り工芸品を探す

弘法市は、日本の古い骨董品や工芸品が豊富に揃う市場としても有名です。陶器や掛け軸、古い着物やアンティーク家具など、時代を感じさせる品々を手に入れることができます。掘り出し物を見つける楽しさも、弘法市ならではの魅力です。

2. グルメの楽しみ

弘法市では、地元の美味しいグルメも見逃せません。たこ焼きやお好み焼きなどの屋台料理から、京都ならではの和菓子や抹茶スイーツ、地元の食材を使った惣菜まで、幅広いグルメが揃っています。

おすすめのグルメ:

  • 京風おでん:寒い季節にぴったりの一品で、出汁の効いた優しい味わいが特徴。
  • 和菓子:季節ごとの和菓子が楽しめるほか、東寺特製の「弘法餅」など、弘法市ならではの名物も販売されています。
  • たこ焼き:屋台で人気のたこ焼きは、行列ができることも。アツアツのたこ焼きを食べ歩きしながら市を楽しめます。

3. 地元農産物や花の購入

弘法市では、新鮮な野菜や果物、花の苗なども販売されています。京都周辺で採れた地元の野菜を使った漬物やジャムなどの加工品もあり、観光客に人気です。

4. 寺院巡りと歴史を感じる散策

東寺は世界遺産にも登録されている歴史ある寺院です。市を楽しみながら、東寺の境内を散策するのもおすすめです。五重塔や大日堂など、歴史的な建物を見学し、弘法大師に敬意を表して参拝することで、心が洗われるような時間を過ごせます。

弘法市の由来と歴史

弘法市は、真言宗の開祖である弘法大師(空海)の命日にちなみ、彼を偲んで始まった市です。平安時代から続くこの市は、時代を超えて京都の文化と密接に結びつき、現在も毎月行われています。特に初弘法や終い弘法は、年末年始の行事として、地元の人々や観光客にとって重要なイベントです。

雨天の場合の弘法市

弘法市は、雨天でも基本的に開催されます。ただし、雨が強い場合は、出店者の数が減ることもあります。特に屋外で行われるため、雨具を用意して訪れるのがおすすめです。雨の日でも骨董品や工芸品を探す楽しさは変わらず、むしろ混雑が緩和されるため、じっくりと市を楽しめるかもしれません。

アクセス方法

東寺へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。

  • JR:京都駅から徒歩約15分。または近鉄「東寺駅」から徒歩約5分。
  • 市バス:京都駅から市バスで「東寺東門前」または「東寺南大門前」下車すぐ。

また、弘法市の当日は混雑が予想されるため、公共交通機関を利用してのアクセスを強く推奨します。駐車場は限られているため、車での来場は避ける方が良いでしょう。

まとめ

2024年の東寺・弘法市は、歴史と文化を感じながら、地元のグルメや骨董品、工芸品を楽しめる素晴らしいイベントです。早朝から夕方まで開催される市では、掘り出し物を見つけたり、美味しい屋台グルメを堪能したりと、楽しみ方は無限大。雨天時にも開催されるので、雨具を持参して楽しむことが可能です。歴史ある東寺を訪れながら、弘法大師に感謝の気持ちを込めた参拝もぜひお楽しみください。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶道講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。