芋羊羹の有名店まとめ

芋羊羹の有名店をご紹介！

芋羊羹は、さつまいもの自然な甘みと滑らかな食感が魅力の和菓子で、秋の味覚として親しまれています。昔ながらの製法で作られた芋羊羹は、季節の贈答品としても人気が高く、多くの老舗和菓子店で提供されています。今回は、全国の有名な芋羊羹の名店をいくつかご紹介します。それぞれの特徴や味わいについても詳しく解説します。

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1. 舟和本店（東京都）

東京浅草に本店を構える「舟和」は、明治35年創業の老舗和菓子店で、特に芋羊羹が看板商品として広く知られています。舟和の芋羊羹は、さつまいもと砂糖、少量の塩だけを使って作られており、保存料や着色料は一切使用していません。素材の味を最大限に活かした素朴な甘さと、しっとりとした食感が特徴です。自然の甘みが強いので、甘いものが苦手な方でも食べやすく、東京土産としても人気があります。

特徴: 保存料・着色料不使用、さつまいもの自然な甘さ
店舗展開: 東京浅草の本店や全国の百貨店で購入可能
オンライン販売: あり

2. 浅草梅園（東京都）

江戸時代から続く浅草の老舗「梅園」も、芋羊羹が有名です。シンプルな材料で作られた芋羊羹は、素材の味を引き出すために余計な添加物を使わず、丁寧に作られています。梅園の芋羊羹は、伝統的な和の風味を楽しめる一品として、観光客や地元の人々に愛されています。

特徴: 素材の味を活かした手作りの芋羊羹
店舗展開: 浅草本店を中心に、全国の百貨店で購入可能
オンライン販売: あり

3. 虎屋（とらや）（全国展開）

創業約500年を誇る「虎屋」は、羊羹の老舗として全国的に有名です。虎屋の芋羊羹は、秋限定で登場する人気商品で、上質なさつまいもを使用した濃厚な味わいが特徴です。滑らかな舌触りと、さつまいも本来の甘みを感じることができる一品で、伝統的な技術と現代の技法が融合した和菓子として、多くのファンに支持されています。

特徴: 高品質な素材と伝統的な製法を融合
店舗展開: 全国の百貨店や直営店で購入可能
オンライン販売: あり

虎屋の基本情報

所在地：〒107-8401 東京都港区赤坂４丁目９−２２

営業時間：9時00分～17時00分

4. 長門屋（福島県会津若松市）

福島県会津若松市にある「長門屋」は、地元の特産品であるさつまいもを使った芋羊羹を提供しています。長門屋の芋羊羹は、自然な甘さを活かした控えめな甘さで、食べやすいと評判です。秋から冬にかけて季節限定で販売されることが多く、地元の人々や観光客に愛されています。

特徴: 控えめな甘さ、地元産のさつまいもを使用
店舗展開: 会津若松市の本店やオンラインで購入可能
オンライン販売: あり

5. 川上屋（岐阜県中津川市）

岐阜県中津川市にある「川上屋」は、栗羊羹が有名ですが、芋羊羹も負けず劣らずの人気を誇ります。川上屋の芋羊羹は、上品な甘さとしっかりとしたさつまいもの風味が楽しめる一品です。岐阜の名産品を使い、素材の良さを最大限に活かした製法で作られています。贈答品としても重宝され、秋の訪れを感じさせる一品です。

特徴: 岐阜産のさつまいもを使用し、上品な甘さ
店舗展開: 岐阜県内の直営店やオンラインで購入可能
オンライン販売: あり

6. おいもや（静岡県）

静岡県にある「おいもや」は、さつまいもスイーツ専門店で、芋羊羹も人気商品です。「おいもや」の芋羊羹は、しっとりとした食感とさつまいもの自然な甘みが特徴です。オンライン販売にも力を入れており、全国どこからでも購入可能です。特にお芋スイーツ好きの方に支持されており、季節の贈答品としても喜ばれる一品です。

特徴: さつまいもスイーツ専門店、豊富な芋菓子ラインナップ
オンライン販売: あり

芋羊羹の魅力と楽しみ方

芋羊羹は、さつまいもの持つ自然な甘みと和菓子独特のしっとり感が調和した伝統的な和菓子です。秋の季節にぴったりで、日常のお茶請けや贈り物としても大変人気があります。また、各地域で生産されるさつまいもを使用することで、店ごとに異なる風味や食感を楽しむことができます。

特に、芋羊羹は日本茶との相性が抜群で、特に緑茶やほうじ茶と合わせることで、さつまいもの甘みが引き立ちます。また、冷やして食べると一層美味しさが増すため、暑い季節にもぴったりです。

まとめ

芋羊羹は、全国各地でさまざまな特色を持つお店が提供しており、それぞれの店が持つ伝統と素材へのこだわりが味わいに反映されています。東京の「舟和」をはじめとした老舗から、地域に根ざした「長門屋」や「川上屋」など、名店ごとの芋羊羹をぜひ一度味わってみてください。

また、オンラインでも購入できるお店が増えており、全国から取り寄せて自宅で楽しむことが可能です。季節の贈り物やお祝いに芋羊羹を選んで、和菓子の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター

宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。