仙台の和菓子屋「まめいち」とは?~伝統と革新が光る、月替りの甘味に舌鼓~

仙台で話題の和菓子屋「まめいち」をご存知ですか?「まめいち」は、伝統的な技術をベースにしながらも、新しい感性を吹き込んだ創作和菓子が評判のお店です。宮城県外からも、その味を求めて足を運ぶ人がいるほどの人気店なんです。

今回は、そんな「まめいち」の魅力について、詳しくご紹介していきます。

「まめいち」とは?

「まめいち」は、台市青葉区春日町にある和菓子屋さんです。

仙台市地下鉄南北線の勾当台公園駅から徒歩7分の場所にあり、「せんだいメディアテーク」に隣接したビルの2階にお店がございます。

近くにはみちのくせんべいで有名な老舗和菓子屋「売茶翁」もあり、和菓子好きには堪らないエリアです。

「まめいち」は、伝統的な和菓子作りの製法をベースとした創作和菓子と人気メニュー「寒天パフェ」を提供する喫茶店も併設しています。お持ち帰り用の創作和菓子はひと月毎に、喫茶の寒天パフェはふた月毎に替わります。

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「まめいち」の和菓子の魅力

「まめいち」の和菓子の最大の特徴は、月替りで登場する、独創的な生菓子です。伝統的な和菓子の技法を踏襲しながらも、現代的な感性や素材を柔軟に取り入れ、常に新しい美味しさを追求している姿勢がうかがえます。

「まめいち」の和菓子は、**“五感で楽しむ”**ことができるのも魅力の一つ。 繊細な技術で生み出される、美しい色彩や造形は、食べる人の心を和ませてくれます。

参考…NHK「50gの物語をあなたに 〜仙台・和菓子職人〜

「まめいち」の和菓子:京菓子展での受賞歴

「まめいち」の和菓子は、その味が認められ、京菓子展の実作部門で数々の賞を受賞しています。

「百花の王」: 伊藤若冲の「動植綵絵 老松孔雀図」をモチーフにした生菓子で、見事大賞を受賞しました。

●その他、2019年には奨励賞、2021年には榎本信之賞を受賞しています。

これらの受賞歴からも、「まめいち」の和菓子の技術の高さが伺えますね。

「まめいち」の人気メニューと価格

・桜最中フロランタン…桜の形をしたピンク色の最中の皮に、キャラメリゼされたあられと乾煎りしたアーモンドが詰まっています。税込み432円です。

・歯固めきなこ棒…税込み660円です。

・甘酒ヨーグルトムース…税込み715円です。

「まめいち」の菓子は仙台土産としても注目されています。仙台のおすすめ土産記事も合わせてご覧ください。

「まめいち」店主の師:京都の老舗和菓子店「老松」

「まめいち」の店主である幾世橋さんは、京都の老舗和菓子店「老松」で修行を積んだ経験があります。

「老松」は、京都でも最も歴史の古い花街である上七軒(かみしちけん)で創業した京菓子屋伝統的な京菓子を作り続ける名店で、そこで修行して体得した技術と精神は「まめいち」にも受け継がれていると言えるでしょう。

「老松」は、テレビ番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」で、和菓子好きのチェコ人女性を招き、京菓子作りを教えたことでも知られています。伝統を重んじながらも、海外の文化にも開かれた姿勢は、「まめいち」にも通じるところがありそうです。

参考…【京菓子展 一席一菓】 菓子職人:幾世橋 陽子 インタビュー

「まめいち」の和菓子:日本茶との相性も抜群!

甘くておいしい「まめいち」の和菓子は、日本茶との相性も抜群です。

煎茶の旨味を最大限に引き出す、上品な甘さと味わいは、「まめいち」ならではのこだわりが感じられます。

日本茶に興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

「まめいち」:今後の展望

「まめいち」は、まだ新しい和菓子屋ですが、伝統と革新を融合させた和菓子は、今後ますます注目を集めること間違いなしです。

仙台を訪れた際は、ぜひ「まめいち」の和菓子を味わってみてください。

「まめいち」基本情報

所在地: 〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町1−5 SKビル定禅寺 2階

営業時間:10時00分~17時00分

定休日:木曜日

電話番号: 022-302-4720

「まめいち」のオンラインストアの有無

「まめいち」のオンラインストアや通販は、2024年現在、まだないようです。

実際に店舗に行って購入されることをおすすめします。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。