草餅とは?由来や歴史、よもぎ餅との違い、季節、カロリー、京都の店まとめ

草餅とは

草餅とは、ヨモギやハハコグサといった香草を混ぜて搗いた餅菓子です。全国の和菓子店にて春先より販売が始められる春の定番和菓子で、香草入りの餅で、つぶ餡やこし餡を包み、きな粉をまぶして香りを楽しみながら食べるのが特徴です。

草餅の由来

草餅の由来は、その名の通り、餅のなかにヨモギやハハコグサなど薫り高い草を練り込み、搗いて作ることから名づけられたと言われています。

草餅の歴史

草餅の歴史は、平安時代に伝わった3月3日の桃の節句に用いる菱餅が影響している言われています。

3月3日の桃の節句は、ひなまつりとも呼ばれ、女子の健やかな成長を祈る日本の年中行事です。ひなまつりは、ひな人形や、赤白緑の菱餅をひな飾りとして家に飾り、女子の成長を祈ります。

薫り高いヨモギやハハコグサなどの草は、魔を払うと信じられており、その餅をひな飾りで菱餅として供えることから、広く全国に知られるようになりました。

草餅とよもぎ餅との違い

草餅とよもぎ餅の違いは、餅に練り込む草の違いです。

草餅はハハコグサをつかい、よもぎ餅はヨモギを練り込みます。

草餅を食べる季節

草餅を食べる季節は、ハハコグサが生える春、とくに桃の節句の季節です。

ハハコグサは、別にゴギョウとも呼ばれ、春の七草として有名です。

また上述したように、草餅は桃の節句の菱餅として供えられることから、2月の春先から全国の和菓子店で販売されることが多いようです。

草餅のカロリー

草餅のカロリーは、100gあたり229キロカロリーです。

出典:日本食品標準成分表2020年版

草餅の京都の名店

草餅が有名な京都の名店をご紹介します。

京都の名店「草もちこばやし」

草もちこばやしとは、京都市西京区にある老舗和菓子店です。大原野神社の目の前にあり、神社へ参拝すると共に寄られる方が多いです。

草餅こばやしでは、店の裏手にある小塩山(おしおやま)の麓で摘んだばかりのフレッシュなよもぎを使用します。また餡に使用するのは、北海道小豆で、高級な白ざら糖で炊き上げて使用するこだわりが特徴です。
もちもちした歯ごたえとよもぎのさわやかな香り、そして程よい甘さのあんこが和菓子激戦区の京都でも大人気になっています。

草もちこばやしの口コミやレビュー

草餅にはきな粉をかけてもらえます。もちろんきな粉無しも選べます。大変美味しいです!

草もちこばやしのレビュー
https://twitter.com/Takuto1126love/status/1482288259648856065
草もちこばやしのレビュー
草餅こばやしのレビュー

草もちこばやしの基本情報

草もちこばやしの営業時間や所在地は下記の通りです。

  • 所在地: 〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町2246
  • 営業時間:10時~17時
  • 電話: 075-331-3102
  • アクセス:阪急電車「東向日」駅もしくはJR「向日町」駅で下車、阪急バス「南春日町行き」乗車~「南春日町」停で下車徒歩約8分ほど

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投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。