沖縄のさんぴん茶とは?効果や効能、ジャスミン茶との違い、淹れ方を解説
沖縄で有名なさんぴん茶をご存知でしょうか。
自販機では緑茶ではなくさんぴん茶が販売されており、沖縄のレストレランや飲食店ではほとんどのお店がさんぴん茶を置いています。
飲んでみるとフルーティーでお花の良い香りがして、どこか異国情緒ただよう飲み物「さんぴん茶」。
沖縄のさんぴん茶とは
さんぴん茶とは、沖縄県で飲まれている緑茶です。ジャスミンの花の香りが特徴で、沖縄県では古くから老若男女問わず好まれているお茶で、日本茶より消費量が多いです。ジャスミン茶なのカフェインが含まれており、コーヒーや日本茶の代わりにカフェや家で飲むことが多いようです。
さんぴん茶の名前の由来・ルーツ
さんぴん茶の名前の由来は、中国語の「良い薫りのするお茶」という意味の「香片茶(シャンピエンチャ)」だと言われています。
中国との貿易で「香片茶」が沖縄に伝わり、やがて沖縄の方言で「さんぴんちゃ」と呼ぶようになったことがルーツだと言われています。
ちなみに「香片茶」は別に「茉莉花茶(マツリカチャ)」とも呼ばれます。
さんぴん茶とジャスミンティーの違い
さんぴん茶とジャスミン茶の違いは、発酵してるかどうかです。さんぴん茶とジャスミン茶の原材料は同じ茶の木で、ジャスミンの花で香りづけするという工程も同じです。ただ、さんぴん茶は製造工程で半発酵させるのに対して、ジャスミン茶は不発酵茶になります。そのため半発酵茶のさんぴん茶は独特の香りとまろやかな味になり、不発酵茶のジャスミン茶は渋い味がします。(※)
ちなみに発酵茶は、日本国内では、徳島県の阿波晩茶と高知県の碁石茶が有名です。
さんぴん茶の効果や効能
さんぴん茶の効果や効能は多くあるようです。
さんぴん茶の原材料は緑茶で、カテキン・アミノ酸・カフェイン(※1)・ビタミンCを含んでいます。 特にビタミンCの含有量が多いのが特徴です。
※1:…参考 「飲料のカフェイン含有量に関する調査」(独立行政法人国民生活センター)
カテキンの抗酸化作用
カテキンには、過剰接収すると細胞に悪影響を及ぼす活性酸素(※2)を除去する、抗酸化作用があります。
※2:…参考 「活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット」(厚生労働省)
アミノ酸のリラックス効果
アミノ酸にはリラックス効果、カフェインは疲労・眠気対策、ビタミンCには、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあります。(※3)
さんぴん茶を香りづけするジャスミンの花には、「ベンデルアセデート」という香り成分が含まれています。 この香りには、自律神経の緊張をやわらげて精神を安定させる効能がありで、自律神経を整えて緊張をほぐす効果があると言われています。
※3:…参考 「たんぱく質 | e-ヘルスネット」(厚生労働省)
カフェインの覚醒作用
さんぴん茶は、日本茶と同じ茶葉を加工して作っているため、「カフェイン」が多く含まれているのです。カフェインには、睡眠抑制作用や、脳を活性化、疲労回復効果が期待できます。
一方で、カフェインに対する人の感受性は個人差が大きく、感受性の高い人、子ども、妊婦、授乳婦では特に摂取量に注意が必要であるとされています。
さんぴん茶の口コミやレビュー
さんぴん茶の淹れ方
沖縄旅行の際には、大量にさんぴん茶を購入してくるのですが、そこで見つけた美味しいさんぴん茶の淹れ方をご紹介します。
- ポットやケトルでお湯を沸かし、80度のお湯を作ります。
- 急須を用意し、茶葉をいれて、その上からお湯をいれます。
- 60秒ほど茶葉を浸したら、お茶碗に淹れていきましょう。
- 茶葉は、3,4回は淹れなおしができます。味が薄くなってくるので、浸す時間を長くしましょう。
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