お年玉の正しい入れ方とは?折り方やお札の入れ方、名前の書き方、マナーなど解説!

お正月に欠かせない伝統行事の一つがお年玉です。特に、甥や姪、親戚の子供たちに渡すお年玉は、喜ばれると同時にマナーを守ることが求められます。今回は、お年玉の正しい入れ方、折り方やお札の入れ方、名前の書き方、さらにはマナーについて詳しく解説します。

1. お年玉のポチ袋とは?

お年玉は通常、ポチ袋という専用の袋に入れて渡します。ポチ袋は、デザインやサイズも様々で、干支やお正月をテーマにしたものが多く、見た目にも華やかです。ポチ袋には、金額が外から見えないように入れることが基本です。


2. お札の入れ方と折り方

お札をポチ袋に入れる際は、以下の手順を守ると良いでしょう。

2.1 お札の準備

お年玉に使うお札は、できるだけ新札を用意するのが望ましいです。新札は、気持ちを込めて渡す意味がありますが、準備が難しい場合は、しわや汚れのない状態のお札を選びましょう。

2.2 お札の折り方

  1. お札を半分に折る:まず、お札を縦に半分に折ります。この際、表面が内側になるように折りましょう。
  2. さらに折る:次に、折ったお札をさらに半分に折ります。これで、ポチ袋に収まりやすいサイズになります。

この方法で折ったお札は、袋の中で広がらず、スマートに収まります。


3. ポチ袋への入れ方

  1. ポチ袋を開く:袋を広げて、準備したお札を入れるスペースを作ります。
  2. お札を入れる:折ったお札を、ポチ袋の底から入れます。この時、表面が見える方向にして入れるのが一般的です。
  3. 袋の口を閉じる:お札が収まったら、ポチ袋の口をしっかりと閉じます。口を閉じる際は、特に折り目を整えると、見た目が美しくなります。

4. 名前の書き方

ポチ袋に名前を書く場合、以下の点に注意してください。

  • 位置:袋の表面の上部か下部に、子供の名前を書きます。
  • 書き方:フルネームを書かなくても大丈夫です。「〇〇くん」「〇〇ちゃん」など、親しみやすい呼び名を使うと良いでしょう。
  • :黒または濃い色のペンで書くことが一般的です。

名前を書くことで、特に親から子供へ渡す際に、気持ちが伝わりやすくなります。


5. お年玉のマナー

お年玉を渡す際には、以下のマナーを守ることが重要です。

5.1 渡すタイミング

お年玉は、正月の挨拶が終わった後に渡すのが基本です。「これからも元気に過ごしてね」といった言葉を添えて渡すと、より丁寧な印象になります。

5.2 金額に注意

年齢に応じた適切な金額を渡すことが重要です。兄弟間や親戚間での金額差にも注意しましょう。

5.3 新札の選択

お札は、新札が望ましいですが、できなかった場合でも、できるだけ綺麗なお札を選ぶようにしましょう。しわや汚れのあるお札は失礼に当たります。


6. お年玉の保管方法

お年玉をもらった場合は、持ち帰るのが一般的ですが、神社や寺にお参りした際に、お守り代わりとして結ぶこともあります。しかし、基本的には大切に保管し、自由に使えるようにすることが一般的です。


まとめ

お年玉の正しい入れ方やマナーについて解説しました。ポチ袋の選び方からお札の折り方、名前の書き方まで、一つ一つの工程に気を配ることで、子供たちに喜ばれるお年玉を渡すことができます。2024年のお正月には、これらのポイントを押さえて、素敵なお年玉を準備しましょう。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶道講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。