稲荷神社は、日本全国に点在する神社の一つで、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、そして厄除けなど、様々なご利益をもたらす場所として広く知られています。特に、京都の伏見稲荷大社は観光名所としても有名で、赤い鳥居が連なる風景は多くの観光客を惹きつけます。
しかし、そんな稲荷神社には行ってはいけないとされる人やタイミングがあると噂されることも。この記事では、稲荷神社に行ってはいけない人がいるという噂の真相や行ってはいけないとされる人の特徴、参拝する際の大切なポイントについて詳しく解説します。
- 所在地:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
- 電話番号:075-641-7331
- 参照URL:伏見稲荷大社公式ホームページ
稲荷神社の歴史とご利益
まず、稲荷神社とは何かについて簡単に触れておきましょう。稲荷神社は、稲荷神(いなりのかみ)を祀る神社で、その起源は古代日本に遡ります。稲荷神は主に農業や商売、繁栄を守護する神として信仰されており、商売を営む人々や農業従事者から厚い信仰を受けています。また、家内安全や厄除けのご利益もあり、幅広い層の参拝者が訪れます。

「稲荷神社へ行ってはいけない人がいる」噂の真相
インターネットや口伝によって「稲荷神社に行ってはいけない人」という話が広まっていますが、この噂の多くは迷信や誤解に基づいています。実際には、稲荷神社は特定の人が参拝してはならないという正式な制限は存在しません。しかし、いくつかのケースで注意が必要だと言われています。
稲荷神社に行ってはいけないとされる人の特徴
特定の人が参拝してはならないという制限はないと前述しましたが、自身の心の状態や行動から「行くべきではない」と言われることがあります。以下では、稲荷神社に行ってはいけないとされる人の特徴について詳しくご紹介します。
心に不安や恐れがある人
稲荷神社は神聖な場所であり、参拝者は神様への敬意を持って訪れるべき場所です。特に、稲荷神は霊力が強いとされ、その力を恐れる人が少なくありません。心に不安や恐れを抱えている人が稲荷神社を訪れると、その神聖なエネルギーに圧倒されてしまうことがあります。そのため、神社を訪れる際は、心を落ち着け、前向きな気持ちで参拝することが大切です。
参拝を試みると体調を崩す人
参拝予定日に限って体調不良になる、なんとなく行く気が起きない——こういった現象は、稲荷神社からの“今は来ないで”というサインかもしれません。無理に参拝するのではなく、まずは自身の体調と心を整えることを優先しましょう。
悪意や邪念を持っている人
稲荷神社は商売繁盛や家庭の安泰などを祈る場所ですが、悪意や邪念を持った人にはその力が反作用することがあると言われています。特に、他人を陥れようとする意図で参拝した場合、自らに悪い結果が跳ね返ってくる可能性があるとされています。神聖な場所を軽んじるような行動は慎むべきです。
神様への感謝がなく、願いごとだけを優先する人
感謝の心を持たず、自分の都合や願望ばかりを押しつけるような参拝は、神様からのご加護を遠ざける原因となります。まずは、今ある日常や支えられている環境に感謝する気持ちを大切にしましょう。
特定の宗教的理由で行くことが禁じられている人
稲荷神社を訪れることが難しいケースの一つとして、他の宗教的理由があります。特定の宗教では、異なる宗教施設への参拝を禁じている場合があります。例えば、特定の宗教信仰を持つ人々が、稲荷神社のような神道施設への訪問を控えるべきとされることもあります。ただし、これは個々の信仰に基づくものであり、一般的なケースではありません。
生理中の女性
昔の日本の風習では、生理中の女性が神社に行くことを控えるべきだという考えがありました。これは、「穢れ(けがれ)」という古代の信仰に基づいています。しかし、現代の稲荷神社や他の神社では、この考えは時代遅れとされ、ほとんどの神社では特に禁止されているわけではありません。それでも、個人的に気にする人や、特定の神社では古い習慣が守られていることもあるため、注意が必要です。
食べ物を粗末にする人
お稲荷様は食の神でもあり、五穀豊穣を司る存在です。そのため、食べ物に対して感謝のない行動(好き嫌いで残す、粗末に扱う、無駄に捨てるなど)といった習慣がある人は、お稲荷様に歓迎されにくいとされます。普段から「いただきます」「ごちそうさま」を大切にし、命ある食物を敬う心を持つことが重要です。
夕方16時以降に参拝しようとする人
稲荷神社に限らず、神社参拝は午前中〜午後の早い時間帯が望ましいとされます。16時以降の「逢魔が時(おうまがとき)」は、スピリチュアル的に“現実と異界の境が曖昧になる時間”とされ、よくない存在と波長が合いやすい時間とも言われています。安全な参拝のためにも、できるだけ日が高いうちに訪れましょう。
稲荷神社に行く際の心構え
稲荷神社は特別な力を持つ神聖な場所とされていますが、誰もが訪れることのできる場所です。ただし、参拝する際は清らかな心と敬意を持つことが重要です。悪意や迷いを持って参拝するのではなく、前向きな気持ちで神様に感謝の意を伝えることが大切です。
また、稲荷神社はその強いエネルギーから、時に参拝者に変化をもたらすと言われています。商売繁盛や家庭の繁栄を願う際は、真摯な気持ちで神に向き合い、自らの行動も見直す良い機会として利用することが求められます。
稲荷神社へ参拝する際に大切にするポイント
稲荷神社に祀られるお稲荷様はとても礼儀や心構えを重んじる神様でもあります。そのため、参拝の際にはいくつかの重要なポイントをおさえておく必要があります。ここでは、稲荷神社での参拝時に気をつけるべき注意点や、神様に好かれる参拝のコツをご紹介します。
肉・魚などの生ものは持ち込まない
稲荷神社では殺生を連想させるものを持ち込むのはNGとされています。たとえば、買い物帰りにスーパーの袋の中にお肉や魚が入っていた場合、それを持ったまま参拝するのは避けたほうがよいでしょう。
参拝する際は、できるだけ身軽な状態で清らかな気持ちを整えて訪れることが理想です。
火気(ライター・たばこ)を持ち込まない
狐は火を恐れるとされており、稲荷神社では火気厳禁とされています。ポケットやバッグの中に無意識にライターやたばこが入っていることもあるため、参拝前に必ず確認しましょう。
また、境内で喫煙することはもちろん、持ち歩くこと自体も神様に敬遠される行為とされています。
管理が行き届いた神社を選ぶ
稲荷神社は全国各地にありますが、きちんと手入れされた神社を選ぶことが重要です。鳥居が壊れていたり、草木が荒れ放題のような場所は、神様の気が弱くなっている可能性があります。
まとめ
「稲荷神社に行ってはいけない人」とされる話は多くが迷信や誤解に基づいていますが、稲荷神社に限らず、神聖な場所においては清らかな心と態度が重要です。参拝する際は、前向きな気持ちと感謝の気持ちを持ち、神様に対して敬意を払うことが大切です。神社はすべての人に開かれた場所ですが、悪意や邪念を持たず、心を整えて訪れることを心がけましょう。
投稿者プロフィール

-
IT会社でWEBマーケティング担当として勤務するかたわら、いけばな・華道を習う。専門は神社・お寺、日本の行事、和菓子、日本文化全般。
普段はコンテンツ作成を行っていますが、イベントにまれに参加します。
最新の投稿
- 2024年11月17日その他【2025巳年】蛇にまつわる岩手県の神社やパワースポットを紹介!
- 2024年11月17日その他【2025巳年】蛇にまつわる山梨県の神社やパワースポットを紹介
- 2024年11月16日その他【2025巳年】蛇にまつわる佐賀県の神社やパワースポットを紹介!と
- 2024年11月16日その他最強パワースポット石鎚神社のご利益とは?なんの神様?見どころ、天狗との関係、御塩、お守りの種類、御朱印、奥宮、中宮 駐車場やアクセス情報を解説!