京都の安産子宝パワースポット梅宮大社のご利益とは?見どころ、お礼参り、またぎ石、なんの神様?日本最古の酒造の神様、お守りの種類、御朱印、猫、最寄り駅・駐車場やアクセス情報を解説!

梅宮大社とは

梅宮大社は、奈良時代に橘氏の氏神として創建され、日本第一酒造の祖神、子授け安産の神、学業・音楽・芸能の神として信仰されてきた神社です。四季折々の花が彩る広大な神苑があり、近年では神社の飼い猫たちがまったりくつろぐ姿でも知られています。梅宮大社は橘氏の祖である県犬養三千代が創祀し、現在も多くの参拝者が訪れています。

所在地:〒615-0921 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30

電話番号:0758612730

拝観時間:9時00分~17時00分

参考:梅宮大社

酒造の神様としての歴史

梅宮大社の主祭神は、大山祇神(酒解神)、木花咲耶姫命(酒解子神)、瓊々杵尊(大若子神)、彦火火出見尊(小若子神)という日本酒醸造に特化した神々です。奈良朝から平安朝初期には、朝廷中心で酒造が行われ、梅宮大社を創祀した県犬養三千代は宮中で酒造の責任者でした。そのため、梅宮大社は全国の酒造家に日本第一酒造の祖神として尊崇され、今でもその信仰が続いています。

参考:梅宮大社 – 京都市

亀と鯉が神の使いの理由

梅宮大社の神使は亀と鯉です。これは、松尾大社の神が大堰川を遡る際に急流では鯉に、緩流では亀に乗ったという伝承に由来します。亀は不老長寿の象徴とされ、鯉は出世開運を意味します。これらの神使の存在は、梅宮大社が訪れる人々に幸福と繁栄をもたらす神社であることを示しています。

梅宮祭

梅宮大社の梅宮祭は、京都の春を彩る重要な祭りの一つです。毎年4月から5月にかけて行われるこの祭りは、「おいで」「おかえり」とも称され、神輿を用いた伝統的な神事が特徴です。梅宮祭は、平安時代から続く古式ゆかしい神事であり、多くの参拝者を魅了しています。

橘氏との関係

梅宮大社は、橘氏によって創建され、その歴史は深いものがあります。橘氏は、四姓の一つであり、奈良時代から平安時代にかけて朝廷や文化に大きな影響を与えました。梅宮大社の創祀者である県犬養三千代は、橘氏の祖であり、酒造や子孫繁栄を祈願してこの神社を建立しました。橘氏の尽力により、梅宮大社は地域社会に深く根付き、現在に至るまでその信仰と伝統を守り続けています。

御利益

梅宮大社は、酒造守護、子授け・安産、学業・音楽・芸能など多岐にわたる御利益があることで知られています。特に、木花咲耶姫命が彦火火出見尊を安産したエピソードから、安産の守り神として信仰されています。また、子供に恵まれなかった嵯峨天皇の后・橘嘉智子が祈願して懐妊し、無事に仁明天皇を安産したことから、子授け・安産の守護神として朝廷や民間の信仰を集めました。

見どころ

江戸時代に再建された社殿や四季折々の花に彩られる神苑が魅力です。特に、元禄13年(1700年)に再建された本殿と拝殿は見応えがあります。また、随身門に安置された神像や、社務所に集まる猫たちも見どころです。季節ごとの花々が楽しめる神苑は、訪れる人々を癒しの空間へと誘います。

お守りの種類

梅宮大社では、多種多様なお守りが揃っています。特に「産砂お守り」や「またげ石」は、子授け・安産のご利益があるとして人気です。また、酒造守護のお守りや学業成就のお守りもあります。これらのお守りは、訪れる人々に安心と希望をもたらします。

御朱印

梅宮大社の御朱印は、多くの参拝者に人気があります。特に、酒造の神様としての御朱印や、子授け・安産の御朱印が人気です。訪れた際には、ぜひ御朱印をいただいてみてください。

梅宮大社の猫たちは、境内でくつろぐ姿が愛らしく、訪れる人々を和ませています。社務所の前にはベンチや猫ベッドが置かれており、猫たちと触れ合うことができます。朝や夕方に訪れると、猫たちに会える確率が高いです。

最寄り駅・駐車場やアクセス情報

梅宮大社へのアクセスは非常に便利です。最寄り駅は阪急嵐山線「松尾大社駅」で、そこから徒歩約10分の距離にあります。また、京都駅からも市バスやタクシーでアクセス可能です。駐車場も完備されているため、車での訪問も安心です。

参拝者駐車場

まとめ

梅宮大社は、京都市右京区に位置する神社で、四姓の一つである橘氏の氏神として知られています。その歴史は奈良時代に遡り、橘氏の祖である橘諸兄の母・県犬養三千代が酒造安全と子孫繁栄を祈願して創祀したと伝えられています。梅宮大社は、日本第一酒造の祖神としての信仰が篤く、全国の酒造家から尊崇されています。主祭神である酒解神(サカトケノカミ)は大山祇神にあてられ、日本酒醸造の始まりとされる神々を祀っています。また、木花咲耶姫命が安産の守護神として知られ、子授けや安産のご利益もあります。

境内には、江戸時代に再建された社殿や四季折々の花々が楽しめる神苑が広がっており、猫たちがくつろぐ姿も見られます。「またげ石」や「産砂お守り」など、独自の祈願方法やお守りも魅力です。訪れる人々は、酒造守護、子授け・安産、学業・音楽・芸能のご利益を受けることができます。梅宮大社へのアクセスも良好で、京都市バスや阪急電車を利用して簡単に訪れることができます。梅宮大社で神秘的なパワーと共に豊かな歴史と文化を感じてみてください。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。