京都パワースポット六波羅蜜寺のご利益とは?怖いって噂は本当?見どころ、空也像、国宝秘仏「十一面観音」、お守りの種類や値段、御朱印、最寄り駅・駐車場やアクセス情報を解説!

はじめに

六波羅蜜寺は京都の東山区に位置する、古くからのパワースポットです。ここには多くのご利益があり、特に金運や健康運、知恵の向上に効果があるとされています。しかし、「怖い」という噂もあるこの寺院。その真相を解き明かしつつ、見どころや有名な空也像、国宝秘仏「十一面観音」、お守りの種類や値段、御朱印、最寄り駅や駐車場、アクセス情報を詳しく解説します。この記事を読めば、六波羅蜜寺の魅力とご利益を余すことなく感じ取れるでしょう。

所在地:〒605-0813 京都府京都市東山区轆轤町81−1

電話番号:0755616980

拝観時間:8時30分~16時30分

参考:補陀洛山 六波羅蜜寺

六波羅蜜寺のご利益とは?

六波羅蜜寺は金運、健康運、知恵の向上といった多くのご利益をもたらすパワースポットとして知られています。特に弁財天が祀られており、福徳自在のご利益があります。七福神の中で唯一の女神である弁財天は、芸能、財福、知徳の神として崇められています。また、皇服茶や弁財天初稲穂などの特別な授与物があり、これらもご利益を受けるために人気です。

六波羅蜜寺の怖い噂の真相

六波羅蜜寺が「怖い」と言われる理由は、その場所の歴史にあります。かつては「死の六道」と呼ばれ、死者を葬送する場所だったため、不気味なイメージがついたとされています。さらに「髑髏町(どくろちょう)」という地名もあったほどです。しかし、実際に訪れてみると、本堂や境内は明るく、美しいお寺で、恐怖を感じることはありません。

六波羅蜜寺の見どころ

六波羅蜜寺の見どころは数多くあります。その中でも特に注目すべきは、国宝に指定されている秘仏「十一面観音」です。この御仏は十二年に一度の辰年にしか御開帳されません。また、空也像は鎌倉時代の運慶の四男、康勝の作とされており、念仏を唱える姿が彫刻されています。他にも平清盛像や平安・鎌倉時代の名宝が多く安置されています。

空也像と国宝秘仏「十一面観音」

空也上人は「市の聖」と呼ばれ、病魔を鎮めるために尽力したことで有名です。空也像は、右手に撞木、左手に鹿の杖を持ち、念仏を唱える口から六体の阿弥陀が現れる姿が彫刻されています。十一面観音は951年に空也上人が疫病退散のために刻んだと伝わり、そのご利益は多大です。この仏像は、特別な時期にのみ拝観することができます。

参考:京都市観光協会「国寶秘仏 十一面観世音菩薩 御開帳【六波羅蜜寺】

お守りの種類や値段

六波羅蜜寺では多種多様なお守りが販売されています。金運や健康運、知恵の向上を祈願するものから、恋愛成就や家内安全のお守りまで揃っています。値段は500円から1,500円程度で、それぞれのご利益に応じたデザインが魅力です。特に弁財天のお守りは、芸能や財運の向上を願う方に人気です。

御朱印

六波羅蜜寺の御朱印は、特に弁財天の御朱印が有名です。「巳の日」にお参りすると、金色の福寿弁財天特別印が授与されます。巳の日は12日ごとに巡ってきますが、特に60日ごとの己巳の日(つちのとみのひ)は縁起が良いとされています。都七福神巡りの一つとしても知られており、参拝者は御朱印帳を持参して記念に受け取ります。御朱印の受付は地蔵堂で行われており、時間は8:30~16:30です。御朱印は、参拝の記念品として人気が高く、多くの人が特別な日の御朱印を求めて訪れます。御朱印を集めることで、参拝の思い出をより深めることができます。

おみくじ情報

六波羅蜜寺では「開運推命おみくじ」が人気です。このおみくじは「四柱推命」をもとにした占いで、生年月日と性別から一年の運勢を占います。本堂受付で提供されており、多くの参拝者が毎年このおみくじを求めて訪れます。「生活の指針となった」や「災難を逃れることができた」との声も多く、信頼されています。また、遠方の方には郵送でのお申し込みも受け付けています。郵送の場合、生年月日、性別、住所を書いた書面と返信用封筒、冥加料を封書で送るだけで簡単に申し込むことができます。八十八歳以上と十三歳未満の方には、おみくじが提供されない点もご注意ください。

最寄り駅と駐車場・アクセス情報

六波羅蜜寺へのアクセスは非常に便利です。最寄り駅は京阪電車の「清水五条駅」から徒歩7分、または阪急電車の「河原町駅」から徒歩15分です。京都市バス206系統を利用する場合は、「清水道」バス停で下車し、徒歩7分です。駐車場はありますが、数が限られているため、公共交通機関の利用がおすすめです。

六波羅蜜寺駐車場

まとめ

六波羅蜜寺は、その歴史とご利益から多くの人々に愛されるパワースポットです。「怖い」という噂もありますが、実際には明るく美しい寺院で、訪れる人々に多くのご利益をもたらしています。国宝秘仏「十一面観音」や空也像、様々なお守りや御朱印も魅力です。アクセスも便利なため、京都を訪れる際にはぜひ足を運んでみてください。そのご利益と歴史の深さに触れることで、心が清められるでしょう。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。