六波羅蜜寺の皇服茶(おうぶくちゃ)・大福茶のもらい方を紹介!大福参りや2025年の日時や場所、歴史、読み方、駐車場やアクセス情報を解説!
はじめに
京都のお正月の縁起物といえば、都七福神めぐりや「京のえべっさん」の名で親しまれる恵美須神社で行われる十日ゑびすが有名です。しかし、どうしてもその期間に行けない方には、六波羅蜜寺で正月三が日に行われる「大福まいり」もおすすめです。本記事では、六波羅蜜寺の大福まいりの様子や皇服茶・大福茶のもらい方、大福参りの日時や場所、歴史や駐車場、アクセス情報を詳しく解説します。
所在地:〒605-0813 京都府京都市東山区轆轤町81−1
電話番号:0755616980
拝観時間:8時30分~16時30分
参考:補陀洛山 六波羅蜜寺
大福まいりは正月三が日の8時から
六波羅蜜寺では、正月三が日に「大福まいり」が行われます。朝8時から始まり、縁起物をいただくと招福を授かるとされています。商売をしている方にとっては、神頼みや仏様頼みが重要で、こうした縁起物を頂く風習が特に色濃く残っています。六波羅蜜寺でいただける「弁財天吉祥初稲穂」は、稲穂に縁起物を結びつけて福を呼ぶ行事です。
六波羅蜜寺の縁起物とその意味
境内に着いたら、まず正面のお堂で稲穂をいただきます(志納)。六波羅蜜寺は都七福神の一つ弁財天を祀っており、大福まいりと都七福神巡りを合わせて行う方も多いです。縁起物は500円から1,000円程度で、福を呼ぶための絵馬やお守りなどが揃っています。稲穂と一緒に選んだ縁起物を結んでもらい、新年の福を願います。
大福茶(皇服茶)のもらい方
正月三が日には、皇服茶の接待も行われています。一般的には「大福茶(おおふくちゃ)」として知られていますが、六波羅蜜寺では「皇服茶」と名付けられています。これは、天暦5年に空也上人が疫病退散のために病人に振る舞ったお茶で、村上天皇も服されたことから名付けられました。300円で皇服茶と厄難除けのお札をいただけます。新年の無病息災を願いながら、梅と昆布が入ったお茶を頂く風習は現在も続いています。
参考:京都市観光協会「おうぶくちゃ皇服茶【六波羅蜜寺】」
大福参りの歴史と意味
大福参りの歴史は古く、六波羅蜜寺の創建時にさかのぼります。空也上人が疫病退散のために市中を巡り、お茶を振る舞ったことが始まりです。現在では、正月三が日にこの行事が行われ、一年の無病息災を祈願する縁起物として親しまれています。また、都七福神巡りの一環としても人気があります。
駐車場とアクセス情報
六波羅蜜寺へのアクセスは、市バス「清水道」下車徒歩7分、京阪電車「清水五条駅」から徒歩7分、阪急電車「河原町駅」から徒歩15分です。駐車場は5台分用意されていますが、正月三が日などの混雑時には早めの訪問が必要です。
六波羅蜜寺駐車場
所在地:〒605-0813 京都府京都市東山区三盛町162−3
まとめ
六波羅蜜寺の大福まいりと皇服茶は、新年の無病息災を願う伝統的な行事です。稲穂や縁起物を頂き、皇服茶を飲むことで一年の福を願います。都七福神巡りも楽しめるため、正月三が日にはぜひ訪れてみてください。アクセスも良好で、歴史あるお寺の風習を体験することで、新年のスタートを切るのにふさわしいひとときを過ごせるでしょう。
投稿者プロフィール
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宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。