世界遺産パワースポット清水寺の見どころとは?ご利益、修学旅行での見どころ、特徴、歴史、豆知識、拝観料、お守りの種類や御朱印情報、駐車場・最寄り駅やアクセス情報を解説!

世界遺産としても有名。清水寺とは?

清水寺といえば、断崖にせり出した「清水の舞台」や「音羽の滝」が有名な、京都を代表する観光スポットです。正式名称は「音羽山清水寺(おんわさんきよみずでら)」で、東山連峰の一つ、音羽山の中腹に位置する北法相宗の大本山です。奈良で修行を積んだ僧の賢心(けんしん)が夢のお告げに従って辿り着いた音羽山の滝を発見し、778年に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)によって開創されました。「大きな慈悲を表す観音様の霊場」として古くから親しまれ、1994年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。

所在地:〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294

電話番号:0755511234

拝観時間:6時00分~18時00分

参考:音羽山 清水寺

清水寺の見どころ

清水寺は、訪れるたびに異なる魅力を見せる四季折々の景色が見どころです。「清水の舞台」から望む桜や紅葉、雪景色は格別です。また、仁王門や三重塔、音羽の滝など、歴史的建造物も数多く存在します。清水寺は、国宝や重要文化財が多く指定されており、その圧倒的な歴史と美しさを楽しむことができます。

参考:清水寺 – 京都市

修学旅行での見どころ

修学旅行で訪れる学生たちにとって、清水寺は学びと感動のスポットです。特に「清水の舞台」は有名で、ここからの景色は絶景です。また、音羽の滝での水飲み体験や、地主神社での恋占いの石など、楽しくて学びのある体験が待っています。歴史の授業で学んだことを実際に目で見て感じることができる素晴らしい場所です。

特徴

清水寺の特徴は、なんといってもその建築美と自然の調和です。本堂は「懸造り」という日本古来の技法で建てられており、釘を使わずに木材同士を巧みに組み合わせています。また、清水の舞台から望む景色は四季折々に変化し、訪れるたびに新しい発見があります。広大な境内には多くの歴史的建造物が点在し、そのどれもが見どころです。

豆知識

清水寺の「清水の舞台」は、高さ約13m、面積約190平米の広さを誇ります。また、音羽の滝は清水寺の名前の由来となり、古来より「金色水」や「延命水」として多くの人々に親しまれています。特に、音羽の滝の水は「延命長寿」「恋愛成就」「学業成就」のご利益があると言われています。

拝観料

清水寺の拝観料は、大人400円、中高生200円、小学生以下は無料です。特別拝観や夜間特別拝観などの期間限定のイベントが開催される際には、別途追加料金が必要になる場合があります。例えば、紅葉シーズンには夜間ライトアップが行われ、昼間とはまた違った幻想的な清水寺を楽しむことができます。この期間中の夜間拝観料は大人400円、中高生200円、子供(小学生以下)は無料です。また、清水寺では年間を通じて多くの特別展が開催されることがあり、その際には特別展拝観料が設定されることがあります。詳細は清水寺の公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

また、清水寺の境内には、音羽の滝や三重塔、仁王門など多くの見どころがありますが、特別拝観エリアや内部拝観ができる場所もあります。例えば、本堂の内々陣や本尊の千手観音像の拝観など、通常の拝観料では入れない特別なエリアへのアクセスには、別途料金が必要となることがあります。これにより、訪れる人々は清水寺の歴史や文化をより深く理解し、体験することができます。

お守りの種類や御朱印情報

清水寺では、多種多様なお守りや御朱印が授与されています。縁結び、学業成就、健康長寿など、ご利益に応じたお守りがあります。御朱印も人気で、参拝の記念としてぜひ手に入れてみてください。

歴史

清水寺の歴史は、奈良時代に遡ります。778年、僧侶の賢心(けんしん)が夢のお告げを受け、音羽山の滝を発見したことがきっかけで、この場所に寺が建てられました。その後、平安時代に入り、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が音羽山の清らかな水を象徴としたこの地に清水寺を建立しました。当初は小さな寺院でしたが、観音信仰が広がるにつれて多くの参拝者が訪れるようになりました。

平安京の建立以前から存在する数少ない寺院の一つであり、その歴史は平安時代以降も続きました。鎌倉時代や室町時代には度重なる火災や戦乱によって多くの建物が焼失しましたが、その度に再建され、現代に至るまでその姿を保ち続けています。現在の本堂や三重塔などの主要な建物は、徳川家光の寄進によって1633年に再建されたものです。

1994年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、国際的にもその価値が認められました。清水寺は、日本の仏教文化の象徴であり、多くの国宝や重要文化財が存在します。また、「清水の舞台から飛び降りる」という言葉は、清水寺の舞台の高さから決断の象徴として使われるようになり、その言葉通り、多くの参拝者がここで新たな決意を胸に抱きます。これからも多くの人々に愛され続ける清水寺の歴史は、日本の歴史そのものを映し出しています。

駐車場・最寄り駅やアクセス情報

清水寺へのアクセスは、公共交通機関が便利です。JR京都駅から市営バスや京都バスで「五条坂」または「清水道」バス停下車、そこから徒歩約10分です。京阪電鉄「清水五条駅」からは徒歩約25分です。清水寺には専用駐車場がありませんが、周辺に有料駐車場がいくつかあります。観光シーズンは混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。

まとめ

清水寺は、京都を訪れるなら外せない観光スポットです。その壮大な歴史、美しい建築、そして四季折々の自然が融合した清水寺は、訪れる人々に深い感動を与えます。特に「清水の舞台」から望む絶景や、音羽の滝での体験は、清水寺ならではの魅力です。修学旅行でも人気のスポットで、学生たちにも大変なじみ深い場所です。アクセスも便利で、拝観料も手頃なので、ぜひ一度足を運んでみてください。あなたの旅が素晴らしいものになりますように。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。