京都の子育て・安産パワースポット御香宮神社のご利益とは?見どころ、なんの神様、祭り、読み方、御香水、お守りの種類や御朱印情報、最寄り駅・駐車場やアクセス情報を解説!

御香宮神社とは?

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)は、京都市伏見区に位置する歴史と格式を誇る神社です。主祭神として神功皇后(じんぐうこうごう)を祀り、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、応神天皇(おうじんてんのう)をはじめとする六柱の神々もお祀りしています。神功皇后は安産・子育ての神として信仰されており、無事に応神天皇を出産し育て上げたことから「聖母」とも呼ばれています。このため、御香宮神社は安産や子育てのご利益があるとされています。

所在地:〒612-8039 京都府京都市伏見区御香宮門前町174

電話番号:0756110559

拝観時間:9時00分~16時00分

参考:御香宮神社 – 安産・子育ての社

神社の由緒

御香宮神社の創建は不詳ですが、平安時代の貞観4年(862年)に清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと伝えられています。境内から湧き出る香り高い水「御香水」は、飲むと病気がたちまち癒えるとされ、霊験あらたかな清泉です。室町時代からは「伏見祭」として知られる例祭が行われており、豊臣秀吉や徳川家康など、歴代の権力者からも崇敬を集めてきました。御香宮神社は現在も、旧伏見町一帯の氏神として地域の人々に信仰されています。

参考:京都市観光協会「御香宮神社 – 京都市

御香水

御香宮神社の名の由来となった「御香水」は、伏見の七名水の一つに数えられ、平安時代からの名水です。この水は、飲むと病気が癒えると言われ、現代でも多くの人々が汲みに訪れます。硬度は中硬水で、年間を通して17度前後の水温を保つため、四季を問わず楽しめます。さらに、茶道や書道の関係者にも利用されるほど、その品質の高さが認められています。

見どころ

御香宮神社の見どころは数多くあります。まず、本殿(重要文化財)は慶長10年(1605年)に徳川家康の命により建立され、豪壮華麗な桃山時代の社殿として高い評価を受けています。また、拝殿(京都府指定文化財)は、紀州徳川家初代藩主の徳川頼宣によって寄進され、極彩色の彫刻が施された華麗な建築です。表門(重要文化財)も見逃せないポイントで、伏見城の大手門を移築したもので、その豪壮な造りは圧巻です。

祭り

御香宮神社の祭りとして最も有名なのが「神幸祭」(しんこうさい)です。毎年10月上旬に行われ、伏見九郷の総鎮守の例祭として多くの人々で賑わいます。神幸祭は神功皇后が氏子区域を巡幸する祭りで、「花傘まつり」とも呼ばれる花傘の総参宮が見どころです。さらに、武者行列や稚児行列、能舞台での武具展示など、様々なイベントが行われます。期間中は多数の露店も立ち並び、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。

御守りの種類

御香宮神社では多種多様な御守りが揃っています。以下にその一部を紹介します。

  • 安産御守 初穂料: 700円 安産を祈願する御守です。
  • 家内安全御守 初穂料: 700円 家庭の安全と平穏を祈願する御守です。
  • 学業成就御守 初穂料: 700円 学問の成就を祈願する御守です。
  • 縁結び御守 初穂料: 700円 良縁を祈願する御守です。
  • 健康御守 初穂料: 700円 健康を祈願する御守です。

御朱印情報

御香宮神社では、通常の御朱印と期間限定の御朱印が授与されます。通常の御朱印は手書きで300円、期間限定の御朱印は特定のイベントや祭り期間中に授与されます。刺繍御朱印などの特別な御朱印も数量限定で授与されることがあります。御朱印の受付は社務所にて行われ、受付時間は9時から16時までです。

アクセス情報

御香宮神社へのアクセスは、以下の通りです。

  • 電車でのアクセス 近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩4分 京阪本線「伏見桃山駅」から徒歩6分
  • 車でのアクセス 第二京阪「伏見IC」より10分 名神高速「京都南IC」より15分
  • バスでのアクセス 京都市バス 南8系統「御香宮前」下車、徒歩すぐ

お車でお越しの方は、境内にある御香宮神社 参拝者駐車場をご利用ください。

まとめ

御香宮神社は、安産・子育てのご利益で知られる神功皇后を祀る歴史ある神社です。多くの見どころや伝統行事があり、地元の人々からも愛され続けています。御香水の霊験も広く知られ、訪れる人々に癒しと元気を与えてくれる場所です。ぜひ一度、御香宮神社を訪れて、その魅力を感じてみてください。

投稿者プロフィール

東叡庵
東叡庵煎茶講師/日本文化PRマーケター
宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。