干支の覚え方を紹介!干支の起源や歴史も紹介!
干支(えと)は、古代中国から伝わった暦法の一つで、日本を含む多くの東アジア諸国で使われてきました。干支は、時間や方位を表すために使われ、十二支と十干を組み合わせて構成されます。この記事では、干支の覚え方、干支の起源や歴史について詳しく紹介します。
干支の覚え方
干支は、十二支と十干を組み合わせたもので、それぞれ60通りの組み合わせが存在します。まずは、十二支と十干の基本を覚えることから始めましょう。
十二支の覚え方
十二支は、以下の12種類の動物を指します:
- 子(ねずみ)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(うさぎ)
- 辰(たつ)
- 巳(へび)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(いのしし)
これらを覚えるために、リズムを付けた覚え方が効果的です。例えば、「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」と繰り返して口に出してみると、自然と覚えやすくなります。
語呂合わせで覚えましょう
この順番を、リズムに合わせて覚えると効果的です。例えば、以下のようにリズムに乗せて繰り返してみてください。
語呂合わせ 1: リズムで覚える
ねうし とらう たつみ うまひつじ
さるとり いぬい
語呂合わせ 2: 文で覚える
ネズミ、牛、虎が、うさぎと一緒に、
竜と蛇に会いに行く。
馬が羊と、猿と鳥を連れて、
犬と猪と一緒に。
語呂合わせ 3: キーワードで覚える
ね(ネズミ)う(牛)と(虎)う(うさぎ)
た(竜)み(蛇)う(馬)ひ(羊)
さ(猿)と(鳥)い(犬)い(猪)
十干の覚え方
十干は、以下の10種類を指します:
- 甲(こう、きのえ)
- 乙(おつ、きのと)
- 丙(へい、ひのえ)
- 丁(てい、ひのと)
- 戊(ぼ、つちのえ)
- 己(き、つちのと)
- 庚(こう、かのえ)
- 辛(しん、かのと)
- 壬(じん、みずのえ)
- 癸(き、みずのと)
十干も同様にリズムを付けて覚えると良いでしょう。例えば、「こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き」と繰り返してみると覚えやすくなります。
干支の起源や歴史
干支の起源は古代中国にさかのぼります。紀元前14世紀頃の殷(いん)王朝時代には、すでに干支の概念が存在していました。この時代、干支は暦法や占いに使われており、農業や政治、日常生活において重要な役割を果たしていました。
参考…国立国会図書館「十二支の由来を知りたい。いつからあるのか?」
十二支の起源
十二支は、古代中国の天文学や占星術から派生したもので、月の運行を基にしています。12の動物は、中国の農耕文化や自然観を反映して選ばれました。十二支は、一年を12ヶ月に分け、それぞれの月に対応する動物が割り当てられました。
参考…大阪市立科学館「干支の由来」
十干の起源
十干は、五行思想(木、火、土、金、水)と陰陽思想に基づいています。五行思想は、すべての物事が木、火、土、金、水の五つの要素から成り立っていると考え、それぞれの要素に陰と陽の二つの性質を加えたものです。十干は、この五行と陰陽を組み合わせたもので、時間や方位、性質を表すために使われました。
干支の歴史
干支は、古代中国から日本に伝わり、奈良時代(8世紀)には日本の暦法として広く使われるようになりました。日本では、干支は年や月、日、時刻を表すために使われ、特に年を表す干支は「年賀状」や「お正月」に関連して親しまれています。
干支はまた、風水や占い、姓名判断などにも使われ、個人の運勢や相性を判断するための重要なツールとなっています。干支の組み合わせによって、その年の特徴や運勢が占われ、さまざまな行事や儀式に取り入れられています。
干支の文化的意義
干支は、単なる暦法としての機能だけでなく、文化や信仰にも深く根付いています。例えば、十二支の動物にちなんだ神社やお寺が各地に存在し、それぞれの動物にまつわるご利益を求めて参拝する風習があります。
干支の動物たちには、それぞれ特定の性格や特質が関連付けられており、人々は自分の生まれ年の干支にちなむ性格や運勢を気にかけることが多いです。また、干支は干支絵馬や縁起物としても人気があり、新年を迎える際には干支の置物や飾りを用意する家庭も多いです。
まとめ
干支は、古代中国から伝わった十二支と十干を組み合わせた暦法であり、60通りの組み合わせが存在します。干支を覚えるためには、リズムを付けたり、繰り返し口に出して覚える方法が効果的です。干支の起源や歴史を知ることで、その文化的な背景や意義を理解することができ、干支に関連する行事や風習をより深く楽しむことができます。
2025年の巳年を迎えるにあたり、干支の知識を活用して新しい一年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。干支の動物たちと共に、幸運と繁栄をもたらす一年をお過ごしください。
投稿者プロフィール
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宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。
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