亀岡祭2024山鉾巡行はいつ?見どころや歴史、屋台について解説!
亀岡祭とは?
亀岡祭(かめおかまつり)は、京都府亀岡市で毎年10月に行われる秋の大祭で、地元住民に親しまれている歴史ある行事です。この祭りは、亀岡市の鍬山神社の例祭として行われ、五穀豊穣や商売繁盛を祈願するために始まりました。祭りの中心的な行事は「山鉾(やまほこ)巡行」で、豪華絢爛な山鉾が街中を練り歩きます。京都の祇園祭に似た様式の祭りであることから、「亀岡の祇園祭」とも称されています。
亀岡祭2024年の山鉾巡行の日程
2024年の亀岡祭は、10月24日から25日にかけて行われます。その中で、山鉾巡行は祭りの最も注目されるイベントで、10月25日(金)に行われる予定です。この日に、亀岡の街を豪華な山鉾が巡り、華やかで迫力のある行列が多くの観光客を惹きつけます。
山鉾巡行は午前10時頃から始まり、午後3時頃まで続く予定です。街の主要な通りをゆっくりと進む山鉾をじっくり楽しむことができるため、早めの場所取りがおすすめです。
亀岡祭2024年の山鉾巡行のルート・地図
亀岡祭2024年の10月25日㈮に行われる山鉾巡行は、旧城下町一帯を練り歩きます。
山鉾巡行ルート・地図は下記をご覧ください。
亀岡祭2024年の歴史
亀岡祭の歴史は江戸時代に遡ります。1692年に初めて山鉾が奉納されたのが起源とされ、それ以来、地元の商人や住民によって支えられ、今日まで受け継がれてきました。亀岡はかつて交通の要所として栄え、多くの商人や職人が住んでいたため、彼らの間で祭りを盛り上げる文化が根付いていました。
山鉾巡行も、当初は祇園祭の影響を受けて始まったと言われていますが、亀岡独自の風情や伝統が組み込まれ、現在の形式が確立されました。
2024年亀岡祭の見どころ
山鉾巡行
亀岡祭の最大の見どころは、10月25日に行われる「山鉾巡行」です。亀岡市内の商店街を中心に、9基の山鉾が練り歩きます。山鉾には豪華な刺繍や細工が施され、各町内ごとに特色のあるデザインが施されています。これらの山鉾は数百年の伝統を誇り、地域の誇りとして大切に保存されています。
山鉾の大きさは高さ約10メートルにも及び、上部に取り付けられた大きな「鉾」は風を受けて優雅に揺れます。山鉾の前では、若者たちが大きな掛け声を上げながら引き回し、その迫力は見る者を圧倒します。
夜の山鉾の「宵山」
10月24日の夜には、「宵山(よいやま)」が行われます。夜の山鉾は提灯でライトアップされ、昼間とはまた異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。特に、提灯の灯りが山鉾を照らし出す様子は、街全体が古都の情緒に包まれるような美しさを放ちます。
宵山の間は、山鉾が各町内に展示され、近くでその美しい装飾を観賞することができるほか、地元の人々による伝統音楽の演奏や舞が行われ、祭りの華やかさがさらに引き立てられます。
八幡神社での神事
亀岡祭は、亀岡市の守護神である八幡神社の祭礼です。八幡神社では、期間中に様々な神事が行われ、地域の住民や観光客が神様に感謝を捧げ、無病息災や商売繁盛を祈願します。特に、神輿が街を巡行する姿は荘厳で、神社と祭りが一体となった厳かな雰囲気が感じられます。
亀岡祭2024年の露店・屋台とグルメ
亀岡祭では、山鉾巡行だけでなく、多彩な屋台が立ち並びます。亀岡の特産品を使った料理や、伝統的な縁日で見られるお祭りグルメを楽しむことができます。たとえば、地元で取れた野菜を使った串焼きや、地元産の米を使ったおにぎりなどが人気です。
また、甘いお菓子や冷たい飲み物なども販売されており、観光客は山鉾巡行を見ながら、亀岡の味覚を堪能することができます。お祭りならではの賑やかな雰囲気の中で、食事を楽しむのも亀岡祭の魅力の一つです。
露店・屋台の詳細情報はこちらの記事をご覧ください。
参考…亀岡祭山鉾行事「亀岡祭 行事日程」
亀岡祭の交通アクセスと注意点
亀岡市は京都市の中心部から比較的アクセスが良いため、多くの観光客が訪れます。亀岡駅から徒歩圏内に山鉾巡行のルートがあり、公共交通機関の電車やバスを利用してアクセスが可能です。ただし、祭り期間中は交通規制が敷かれることがあるため、電車や徒歩移動をするのがおすすめです。
また、山鉾巡行を間近で見るためには、早めに場所を確保する必要があります。祭り当日は混雑が予想されるため、余裕を持って訪れるとよいでしょう。
亀岡祭のスケジュール
10月1日
- 氏子領境八箇所御斎(おいみの)榊(さかき)立て
<鍬山神社>
10月5日
- くじ取り式
<亀岡市議場>
10月18日
- 御神輿飾り
<鍬山神社>
10月20日
- 神幸祭(おいで祭り)
<形原神社御旅所祭> - 会所飾り
<各山鉾町> - あんどん設置
<各山鉾町>
10月24日
- 宵宮
- あんどん設置
<各山鉾町> - 形原神社御旅所祭
10月25日
- 本祭山鉾巡行
<旧城下町一帯>(午前10時頃~午後1時頃)- 午前11時頃、旅籠町に山鉾集結、籤改め
- 還幸祭
【大祭】<氏子町一帯>(午前中)
【御神輿お山入り】<鍬山神社>(午後)
10月26日
- 御神輿仕舞い
<鍬山神社>
亀岡祭2024のトイレ
亀岡祭2024において、トイレは会場の各地に設置されています。
詳細な場所は亀岡市が発行している下記の地図・マップをご覧ください。
参考…亀岡市「城下町フェスティバルin亀岡」
亀岡祭2024は雨天の場合どうなる
小雨の場合は決行、大雨や荒れた天気の場合は延期・中止となります?
まとめ
2024年の亀岡祭は、10月23日から25日にかけて開催され、特に25日に行われる山鉾巡行が大きな見どころです。亀岡市の歴史と文化が詰まったこの祭りは、豪華絢爛な山鉾や神事、宵山など、見る者を魅了する要素が満載です。さらに、地元の美味しいグルメも楽しめるため、家族や友人とともに訪れてみる価値があります。
京都の祇園祭とはまた違った魅力を持つ亀岡祭で、秋の京都を堪能しながら、伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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宮城県出身。
仙台の大学卒業後、500年の歴史を誇る老舗和菓子屋に入社。京都にて文人趣味や煎茶道、生け花、民俗画を学び、日本文化への造詣を深める。和菓子屋での経験を活かし、その後、日本文化専門のマーケティング会社でブランディングとPRマーケティングに従事。現在はフリーランスの茶人として活動しながら、日本文化のPRサポートや「みんなの日本茶サロン」を主宰。伝統と現代を結びつける活動を通じて、日本文化の魅力を広めている。みんなの日本茶サロン編集長。
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