初めての華道体験:日本文化に触れる新しい自分探し

華道についてさらに詳細に知りたい方は下記の記事も合わせてご覧ください。

初めての華道体験:日本文化に触れる新しい自分探し

私は東京に住む30代の会社員で、普段は旅行が趣味です。特に国内旅行が好きで、日本各地を巡り、その土地ならではの風景や食べ物、文化を楽しむことに喜びを感じています。日常の忙しさから離れ、新しい場所を訪れることで、心がリフレッシュされるのが大好きです。

ただ、最近ふと「旅行以外にも新しい趣味を見つけたい」と思うようになりました。旅行の合間にも、自分を豊かにする何かを見つけたい。そんな思いから、以前から興味があった華道に挑戦してみることにしたのです。私は好きなものには惜しまずお金を使うタイプなので、自己投資としても良い機会だと考え、早速華道体験に参加することにしました。

華道体験のきっかけ

華道に興味を持ったのは、日本各地を旅行する中で、日本の美意識や伝統文化に触れる機会が増えたからです。京都や金沢で見た美しい庭園や、旅館で飾られていたシンプルで洗練された生け花を魅力的に感じ、「自分もこんな風に花を生けられたら素敵だな」と思うようになりました。

実は、華道は格式が高く、少し敷居が高いというイメージがあったのですが、「まずは一度体験してみよう」と思い立ち、ネットで見つけた教室に申し込んでみました。気軽に参加できる一日体験があったので、これなら大丈夫だろうと参加を決めました。

体験当日:最初の緊張と期待

体験当日、教室に着いた時は少し緊張しました。普段は旅行でいろんな新しいことに挑戦するのが好きな私ですが、華道は初めての体験。華道家の先生や他の参加者と馴染めるか不安もありました。しかし、教室の雰囲気はとても落ち着いていて、先生も優しく丁寧に迎えてくれたので、すぐに安心しました。

まずは、華道の基本について簡単に説明を受けました。華道は「自然を尊重し、調和を大切にする」という考え方が根底にあることを知り、ますます興味が湧きました。花をただ飾るだけでなく、花と空間、人との関係性を考えて生けるという哲学的な面が、これまで見てきた日本文化とも繋がっているように感じられ、とても新鮮でした。

実際に花を生けてみる

いよいよ実際に花を生ける時間になりました。私が生けることになったのは、菊やユリといった、日本の伝統的な花材です。華道の先生が花の持ち方や切り方、生ける角度などを一つ一つ丁寧に教えてくれました。

最初は「この花をどこに、どう配置すればいいのだろう?」と戸惑いましたが、先生が「自分がどう感じるか、どこに美しさを見出すかが大切です」とアドバイスしてくれたことで、少し気持ちが軽くなりました。花を手に取り、花器に向かっていると、普段の仕事で忙しい頭がすっと静かになり、自然と集中している自分に気づきました。思った以上に奥が深く、ただ美しい花を飾るだけではないのだと実感しました。

時間が経つにつれて、花を生ける行為が次第に楽しくなり、気づけばすっかり夢中になっていました。最終的に完成した自分の作品を見たとき、「こんなにも心を落ち着かせ、集中する時間を持てたことは久しぶりだな」と感じました。旅行で味わう新鮮さとはまた違う、新たな自分と向き合う瞬間を感じることができました。

花を通じて感じた自己投資の価値

華道を体験してみて、最も印象的だったのは「日常の中にある美しさを再発見する」という感覚です。私がこれまで国内旅行で感じていた自然や風景の美しさが、花を生けることで自分の中に取り込まれたような感覚がありました。華道は、日々の忙しい生活の中でも、その瞬間瞬間を美しく整える力を養うものだと思いました。

また、この体験を通じて、自己投資の大切さを改めて実感しました。自分の時間やお金を使って学び、心が豊かになる経験をすることで、日常の中でも新しい視点を得ることができるのです。旅行だけでなく、こうした新しい挑戦も、自分を成長させてくれるものだと感じました。

今後の挑戦

華道体験を終えた今、もっと深く学んでみたいという気持ちが強くなりました。今回の体験をきっかけに、継続的に華道を学んでみたいと思っています。これから先、仕事や日常生活の中でも、花を通じて心を整え、豊かな感性を育んでいきたいです。

そして、次の旅行先でも、日本各地の伝統的な文化や自然の美しさを改めて見つめ直すことで、華道の学びを深めていけたらと思います。華道を通じて、日常の中にある「旅のような発見」を続けていきたいと感じた素晴らしい体験でした。

華道教室に通い始めた際の体験記は下記をご覧ください。

まとめ

初めて参加した華道体験は、私にとって新たな自己投資の一環となりました。日常の中で心を静め、花と向き合う時間は、忙しい会社員生活とは異なる特別なひとときでした。これからも、華道を通じて新しい自分を見つけていきたいと思います。

華道教室は全国にカルチャーセンターから個人教室まで沢山あり、華道教室によって費用も異なり、どこに行こうか迷います。華道教室を選ぶ際は下記の記事も合わせてご覧ください。

投稿者プロフィール

長理事
長理事
IT会社でWEBマーケティング担当として勤務するかたわら、いけばな・華道にのめりこむ。普段はコンテンツ作成を行っていますが、イベントにまれに参加します。